京セラ製の「DIGNO M KYL22」は、5インチのフルHDディスプレイを搭載しながら、大きさを感じさせない軽さや薄さ、持ちやすさを実現したスマートフォン。デザインも美しく、片手での操作性を追求したUIやフォルム、おなじみのスマートソニックレシーバーなどを搭載し、使うほど心地よさが実感できそうなモデルとなっている。

持ち心地と軽さへのこだわり

サイドのエッジが3ミリと極薄に削ぎ落とされたボディは、背面にカーブを描くラウンドフォルムとなっており、手に吸いつくようなやさしいフィット感と美しいデザイン性を生み出している。

端末重量は135gで、国内における5インチのスマホでは最軽量を誇る(2,600mAh以上のバッテリーを搭載した防水対応スマホで)。実際の持ち心地は数値以上で、持った時に端末の厚みを感じる手のひらと第一関節に触れる部分をできる限り少なくすることを目指した結果、女性の手でも持ちやすいコンパクト感を実現したという。 また、筆者が特に感心したのが電源キーの配置。本体を片手で持った時に人差し指で押しやすい背面カメラの少し横の位置にあるのだが、これが想像以上に利便性を高めている。電源キーの素材には京セラ製のファインセラミックス「サーメット」を採用し、傷付きにくく、深みのある輝きで独特の高級感を演出している。

片手操作に最適化したワンハンドUI

大画面でも、ロック解除、ランチャー、ステータスパネル表示などへの切り替えが簡単に操作できるよう、UIも各種工夫が施されている。また、画面全体を指が届くエリアまで引き下げられる「スライドスクリーン」、文字入力のキーボードを好きな場所に配置できる「フォローティングモード」なども備えている。 また、スマホ初心者向けの「エントリーホーム」も搭載し、フィーチャーフォンの待ち受け画面をイメージしたUIやホーム・メニュー画面で、戸惑うことなく使うことができるという。

LINE通話も聞きやすいスマートソニックレシーバー

京セラ端末ではお馴染み、騒がしい場所でも相手の声がクリアに聞こえる「スマートソニックレシーバー」も搭載。ディスプレイ部全体を振動させて相手の声(通話音)を発生させる仕組みで、耳に当てる位置を気にせず通話できるのが特徴となる。LINEなどのアプリでも聞き取りやすいとしている。 そのほか、同梱される対応の卓上ホルダを使えば、2.7Aの急速充電も行える。具体的には30分で約50%、1時間で80%の充電が可能で、朝の慌しい時間にもサクッと充電できるのは心強い。なお、バッテリー容量は2,600mAhとなる。

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主な仕様・スペック一覧

ディスプレイは5.0インチフルHDのTFT液晶、QualcommのSnapdragon 800 MSM8974 2.2GHz クアッドコアプロセッサを搭載し、RAMは2GBとハイエンド。内蔵ストレージは32GB、最大64GBのmicroSDXCをサポート、OSはAndroid 4.2となる。メインカメラには、1,300万画素のExmor RS for mobileセンサーを備える。 通信はプラチナバンドの800MHzの4G LTEに対応する。そのほか、おサイフケータイ、NFC、防水・防塵、ワンセグ、テザリング、赤外線通信などに対応するが、フルセグには非対応となる。 サイズは約69×138×9.9mm、カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3色展開となる。発売は2013年11月下旬の予定。