次期Androidバージョンが4.5と5.0のいずれになるのか確定情報はないものの、コードネームが"L"から始めることは確実だろう。“Lollipop"と名付けられる可能性が高いというのが、もっぱらの噂だ。 だが、このAndroid Lollipopがお披露目されるのが現地時間25日午前9時(日本時間26日午前1時)から開催されるGoogle I/O 2014となりそうだ。Bloombergが、GoogleのAndroid担当上級副社長Sundar Pichai氏のインタビューをもとに伝えている。 Nexusデバイスを発売する秋までAndroidの最新バージョンを公表するのを待つことは、Nexusを開発する企業とその他のデバイスメーカーとの間で不公平をもたらしていた、との見方をBloombergは示している。 これまでリークされている情報によれば、Android Lollipopではデザイン面でもシステム面でも大きな変更が加えられる可能性が出ている。また、各バージョンのリリースについて振り返ると、2.xが2009年秋、3.xが2011年初め、4.xのリリースが2011年秋だった(3.xはタブレット向けバージョンで特殊な立ち位置だ)。大幅な変更の可能性があるという点と、(Lollipopを初搭載するデバイスの発売が今秋だと仮定すれば)4.xのリリースからLollipopのリリースまで3年経過することになる点を合わせて考えると、LollipopのバージョンはAndroid 4.5ではなく5.0となるのではないだろうか。5.0にバージョンアップされる可能性は、先日Googleが公開したスクリーンショットからも示唆されている。 さらに、次のNexusタブレットとなると報じられているHTC製9インチタブレット"Volantis"は今秋リリースされる模様。この内部ではNexus 9と呼称されているタブレットが、Lollipopを初めて載せることになるデバイスとなるかもしれない。