Appleは2020年5月21日、iOS 13.5アップデートの配信を開始しました。Face ID搭載デバイスのマスク着用時のロック解除簡略化のほか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)接触追跡Appに対応する接触通知APIの導入などが含まれています。 これまで、Face ID認証によるロック解除を有効化したデバイスでマスクを着用しながら画面ロックを解除するためには、マスクを外してFace ID認証を成功させるか、Face ID認証失敗後に遅れて表示されるパスコード入力画面でパスコードを入力する必要がありました。今回のFace IDのロック解除簡略化によって、画面の下端を上にスワイプをすると認証失敗と同時にパスコード入力画面が表示されるようになっています。ユーザーは、マスクをしながらよりスムーズに画面ロックを解除できるようになるだけでなく、マスクを外すという感染リスク行動も避けられるようになります。 また、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のために、接触通知APIも搭載されます。日本でも接触通知アプリの開発が進められており、今後の配信時にはiOS 13.5以上へのアップデートが求められます。 リリースノートは以下のとおりです。 iOSのアップデート手順については下記記事で解説しています。