Appleは2020年12月14日、「iOS 14.3」アップデートの配信を開始しました。 iOS 14.3では、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxで「Apple ProRAW」形式での写真撮影が可能になりました。Apple ProRAWは、Appleによる新しい画像フォーマットで、Deep FusionやスマートHDR 3の情報を保持したままRAWデータとして編集ができます。ただし、その分ファイル容量は大きく、1枚につき約25MBのデータ容量を必要とします。

Apple ProRAWのオン/オフは、「設定」アプリで変更します。「設定」アプリの[カメラ]→[フォーマット]と進み、「Apple ProRAW」のスイッチを切り替えるだけです。

Apple ProRAWがオンになっているときは、カメラの撮影画面の右上に「RAW」マークが表示されます。 その他、iOS 14.3には先日発表されたAirPods Maxへの対応や、複数のバグ修正なども含まれています。なお、「Apple Fitness+」は日本がサービス対象外となっているため、アップデートしても利用することはできません。リリースノートは以下の通り。 iOSのアップデート手順については下記記事で解説しています。