AndroidとiOSの2強時代ともいわれるなかで、KDDIが参入を決めた「Firefox OS」やドコモが採用するといわれている「Tizen OS」などの第3のスマートフォンOSが話題になっている。 それら第3のスマートフォンOSの中でも、「Ubuntu Phone OS」が大きな注目を集めている。多くの開発者・ユーザたちが、Ubuntu Phone OSのポテンシャルに期待を寄せているからだ。
Ubuntu Phone OSとは
Ubuntu Phone OSには、以下のような特徴がある。 (1)HTML5アプリもネイティブアプリも同等に扱うことができる。 (2)スマホ・PCを同じOSで動作させられる。 (3)同じアプリをスマホでもPCでも動作させられる。 ここでは技術的な詳細は省くが、HTML5アプリをより軽快に利用でき、PCに接続すればUbuntu PCとしても利用可能となるということだ。 また、Ubuntu PhoneのUIは、これまでのiPhone・Androidなどの操作性とはまた違った体験を与えてくれる。次のティーザー動画を確認してほしい。画面中央に向かってスワイプすることで、アプリを切り替えたり、アプリのメニュー操作を行ったり、設定の変更を行うことができるのが分かるだろう。
Ubuntu Phone OSのUIを体験
Androidでは、このUbuntu Phone OSのような操作感を体験できるランチャーアプリ「Glovebox」が登場している。
このGloveboxでは、すべての機能を体験できるわけではないが、その使い勝手はUbuntu Phone OSの可能性を存分に感じることができるものとなっている。 2014年にそのベールを脱ぐと予想されているUbuntu Phone OS。Firefox OSやTizen OSが先行して登場していくなかで、どれだけユーザーの関心を集めることができるか。今後も、その動向に注目していきたい。