スマホ決済サービスの「PayPay(ペイペイ)」には、コード支払いとスキャン支払い(送金も含む)の2種類の支払い方法があります。本記事では、ファミリーマートやローソンなどのコンビニ、ビックカメラ等の実店舗でPayPayで支払う際の手順や、PayPayユーザー同士の送金方法などについて詳しく解説します。

そもそもPayPay(ペイペイ)とは?

PayPay(ペイペイ)は、2018年10月にソフトバンクとヤフーが始めたスマホ決済サービスです。スマホ画面に表示したバーコードを読み取ったり、店頭に置いてあるQRコードをスキャンしたりして支払うことができるほか、PayPayユーザー同士で送金も可能です。 通常時の利用特典は、PayPayで支払った金額の3%相当のPayPayボーナスが還元されます(付与上限は毎月1万5000円相当)。PayPayの初期登録やチャージ、使えるお店などは、下記の記事で詳しく解説しています。まだアプリをインストールしていない人は参考にしてください。 本記事では以下、実際にコンビニなどでPayPayで支払う際の手順や、個人間送金の方法などについて詳しく紹介します。

PayPayの支払い方法は2種類

Image:PayPay PayPayには現在、2種類の支払い方法があります。1つ目は、スマホに表示したバーコードをお店のバーコードリーダーで読み取ってもらって決済する「コード支払い」。2つ目は、店舗に設置されたQRコードを読み取って支払う「スキャン支払い」です。 なお、どちらの方法に対応しているかは店舗によって異なります。たとえばファミリーマートは、コード支払いのみに対応しており、スキャン支払い用のQRコードは置いていませんでした。逆にビックカメラは、スキャン支払いのみの対応です。会計の際にどちらの方法で支払うことになっても戸惑わないように、本記事では両方の手順を紹介します。

PayPayのコード支払い方法【ファミマ・ローソンなど】

スマホのPayPayアプリ画面上に表示したバーコードを読み取ってもらう「コード支払い」の手順を紹介します。

PayPayアプリを起動してホーム画面を表示

今回は、PayPayのコード支払いに対応しているファミリーマートで試してみます。

レジで支払う際に、スマホのPayPayアプリを起動しましょう。 コード支払い用のコードは、「ホーム」画面に表示されているので、そのまま店員さんに見せればOK。右下には「コード支払い」タブもありますが、表示する必要はありません。

PayPay払いを伝えてコードを店員に提示する

合計金額が表示されたら、店員さんにPayPayで支払いたいことを伝えて、スマホでPayPayのホーム画面を見せましょう。 バーコードリーダーでコードを読み取ってもらえば、支払いは完了です。

レシートには、PayPay支払いである旨が書かれていました。

支払い後

店を出てPayPayの画面を見てみると、買い物の履歴が早速表示されていました。残高は1735円になっています。 コード支払いはバーコードリーダーで読み取ると、瞬時に決済が完了しました。PayPayを起動してバーコード画面を表示するだけなので、アプリを立ち上げる必要すらないモバイルSuicaなどには及びませんが、それなりにスムーズに支払える印象です。

PayPayのスキャン支払い方法【ビックカメラなど】

店舗に掲示されているQRコードをスマホでスキャンする「スキャン支払い」の手順を紹介します。

PayPayアプリを起動してスキャン支払い画面を表示

今回は、PayPayのスキャン支払いに対応するカフェに来てみました。なお、ビックカメラでのスキャン支払いの手順は、下記記事で詳しく紹介しています。 手入力が面倒? 今だけ還元率28%のスマホ決済「PayPay」をビックカメラでつかってみた

レジの横などには、PayPay決済用のQRコードを表示したボードが置かれています。

会計の際にPayPayで支払いたい旨を店員さんに伝えて、PayPayアプリからホーム画面の右下にある「スキャン支払い」タブを起動しましょう。 カメラが起動してスキャン画面が表示されます。

掲示されたQRコードを読み取って支払額を入力

そのまま掲示されているQRコードを読み取ってください。 読み取ったら、すぐにスマホを操作します。

アプリ画面に金額の入力欄が表示されます。 支払う金額を入力して、[支払う]をタップします。

支払い後

あとは、支払い完了画面を店員さんに見せて会計終了です。コード支払いのときと同じく、スマホには使用履歴が表示されました。 スキャン支払いは、QRコードを読み取ったり、自分で金額を入力したりする必要があるぶん、コード支払いに比べて手間がかかりました。

PayPayユーザー同士で送金する方法

PayPayは支払いだけでなく、ユーザー同士での個人間送金(譲渡)することも可能です。ただし、送金できるのは実際にPayPay残高にチャージした金額(PayPayライト)のみで、キャンペーン等の適用で付与されたPayPayボーナスは譲渡できません。 PayPay、「送金」機能が大幅に拡充 PayPayユーザー以外への送金や受取用パスコードなど

携帯電話番号で相手を見つけて送金する(遠隔時)

送金する場合は、PayPayのホーム画面で「スキャン支払い」タブを立ち上げてください。 カメラが起動したら、左下に表示されている[友だちに送金する]をタップします。

送金のあて先画面が表示されるので、「携帯電話番号で検索」の画面に相手の電話番号を入力し、[検索する]を押します。 該当するユーザーが表示されたら、送金する金額を入力して[送金する]をタップします。

相手への支払いが完了しました。ホーム画面にも送金した履歴が表示されています。

お金を受け取った側の画面

なお、相手から受け取った場合は特に確認画面などは表示されません。 現状は「残高」タブ画面に、送金を受け取った履歴だけが表示されるようになっています。

QRコードのスキャンで送金する(対面時)

相手がすぐ隣にいる場合は、QRコードを読み取って送金することも可能です。

受け取り側の操作 お金を受け取る人は、送金のあて先画面で[マイコード]をタップします。 QRコードが表示されるので、[リクエスト金額を追加]をタップしてください。

受け取り側の操作 受け取る金額を入力して[完了]をタップすると、金額がQRコードに表示されます。 あとは相手(送金する側)に、生成されたこのQRコードをPayPayアプリの「スキャン支払い」のカメラで読み取ってもらえば、送金が完了します。

まとめ

PayPayのQRコードを読み取るスキャン支払いは少し手順が多いですが、コード支払いはそこそこスムーズに完了しました。ただ個人的には、かざすだけで支払えるSuicaなどの非接触型を優先的に利用しつつ、「100億円あげちゃうキャンペーン」といったキャンペーンに合わせてPayPay払い、といった使い分けをしていこうと思いました。 いずれにしても、スマホ決済は一度使うと小銭を出したりお釣りを数えたりするのが面倒な現金払いには戻れないくらい便利です。スマホ決済に興味を持っている人は、本記事の内容などを参考にぜひ一度試してみてください。 構成・文:藤原達矢 編集:アプリオ編集部