Androidアプリレビュー
スマホのアプリは、使用するファイルをそれぞれに用意されたフォルダに保存することが多い。保存場所をいちいち確認せず、あらかじめ指定した場所に自動保存することでユーザーの利便性を高めているためだ。 しかし、たとえばMP3を再生可能な音楽プレイヤーをインストールしても、スマホ内のMP3ファイルが散らばっていると、再生時にはファイルの読出し先を指定しなければならない。とはいえ、ユーザーはMP3ファイルがどこに保存されているのか知らないことも多く、すべてのMP3ファイルを音楽プレイヤーで再生するのが難しくなる。
4タイプにファイルを分類して整理
そんな時に「SanDisk Memory Zone」が有効。メモリーカード内のファイルを対象に、あたかもフォルダごとに同じタイプのファイルが格納されているように見せる。 具体的には音楽、画像、動画、テキストの4タイプのファイルを分類する。ファイルは一覧で表示され、ファイル名やファイルサイズも確認できる。 ファイルの使用を制限する機能を備え、特定のファイルを再生したり表示したりできないようにすることも可能だ。
DropboxやGoogle Driveなどにも対応
ファイルの管理対象はスマホ内のメモリーカードに留まらない。 オンラインストレージ「Dropbox」や「Google Drive」などに保存したファイルもタイプ別に整理して可視化する。 Dropboxの場合、同一フォルダ上に何でも“放り込める”ことからファイルが散在しやすい。 だが、こうしたアプリを利用することで、放り込んだとしてもタイプ別に何が保存されているのか確認しやすくなる。
バックアップやメモリ速度測定も
メモリーカードやオンラインストレージのファイルを整理する機能のほか、メモリーの速度を測定することもできる。 メーター型の測定機を用意し、内蔵メモリーのパフォーマンスをチェックする。 また、内蔵メモリーのデータをDropboxなどのオンラインストレージにバックアップする機能も装備。 バックアップしたデータの復元先を異なるスマホに指定してリカバリすることも可能で、リカバリしたデータを使い、カスタマイズした設定内容やブラウザのお気に入り情報などを新しい端末へ引き継げる。
