今年の9月からディズニープラスで独占配信が始まった『アダマス 失われたダイヤ』もそんな期待の韓国ドラマの一つ。韓国得意の巨大財閥が絡むサスペンスで、様々なキャラクターの思惑と陰謀が絡み合う物語が展開していきます。 見所は、1人2役で主人公の双子を演じたチソンの演技力。双子がそれぞれ別の方法で父の死の真相を追いかけ、謎が謎を呼ぶ展開でグイグイと視聴者を引き込んでいくサスペンスドラマです。   一方、兄のスヒョンは同じころ、社会部の記者ソヒから父親の事件は凶器が見つかっておらず謎が多いと指摘され、事件の真相に疑問を持つようになります。こうして双子は、それぞれのやり方で事件の真相に迫ることになるのです。 弟・ウシンが潜入した屋敷は、セキュリティ万全の要塞のような豪邸で、すべての行動は筒抜けです。執事はよそ者であるウシンを露骨に煙たがり、なにかにつけて追い出そうと試みます。そうしたなかで、ウシンは情報を集めようと動きます。 一方の兄・スヒョンも独自に調査を進め、父親殺害の犯人はだれかをかばっているのではないか、そして目撃者は何かを隠しているのではないかと考えるようになっていきます。 それぞれが暴いた事実が、やがて線となってつながっていく展開で視聴者を惹きつけていきます。 彼は、これまでも演技派として高く評価されてきており、2015年のドラマ『キルミー・ヒールミー』では七重人格の財閥3世を演じてMBC演技大賞を受賞しています。7つの人格を演じ分けた彼からすれば、双子役もそれほど難しくないのかもしれません。 政治と財閥の癒着関係や、金持ちに虐げられる貧しい者たちなど、韓国ドラマらしい要素が満載のサスペンスドラマです。謎を追いかけるミステリーとしての楽しさと、複雑な人間関係が織りなす重厚なドラマを堪能したい人にはオススメの一本です。 ベストセラー推理作家ウシンは、父親を殺害した凶器が“アダマス”という名のダイヤモンドの矢だと知り、それを手に入れるためヘソングループのクォン・ジェギュ会長宅に回顧録の代筆者として入り込む。 中央地検特捜部の検事スヒョンは、22年前の事件の真実を明かそうとする記者ソヒと出会い、父親の死に疑問を抱くようになり、この事件の再捜査を始める。 それぞれのやり方で事件の秘密を探る双子の真実追求ストーリー。 © 2022 Disney and related entities.