利用者が多く、それと比例してレビュー数も多いアプリの場合ならば、概ね妥当な平均評価に落ち着いているように思える。 しかし、レビュー数が少ないアプリの場合はどうだろうか?偏った評価になっている可能性が高いのではないかと危惧するユーザもいるだろう。 そこで思い起こされるのが、昨今話題になっているステルスマーケティング(ステマ)という手法だ。 「食べログ」のステマ騒動や、2ちゃんねるのまとめブログに関連するステマ騒動などは記憶に新しい。AppleのiTunes Storeでも同様の手法が問題視されており、Apple側も対策に乗り出している。 では、Google Playにおけるステマの実態はどうなっているのだろうか。5つ星の高評価や賞賛レビューを金で買うことができるような方法があるのか? まずは、以下のスクリーンショットをご覧頂きたい。 そこには、「これは怪しい…」と誰もが感じても不思議ではない不自然さがある。極端な分布の星評価(平均評価は、なんと4.8!)もさる事ながら、インストール数が100~500であるのに対して、レビュー数が130件となっている。これは異常なレビュー率の高さだ。 例えば、超有名ゲーム「Angry Birds Space」は、1000万~5000万のインストール数に対してレビュー数が132,131件だ。また、人気の無料通話アプリ「LINE」の場合は、1000万~5000万のインストール数に対してレビュー数は75,472件に留まっている。 レビューのほとんどが5つ星であることと合わせて考えれば、意図的なレビュー操作が行われたと見て間違いない。

問題のゲームアプリが5つ星を集めた方法

答えは簡単。やはり、金で買ったのだ。 Google Playストアにおけるランキングアルゴリズムの複雑性を考慮すれば、同様の手法の有効性は低いと考えられる。しかし、問題のアプリが悪意を持って作成されたものであった場合の危険性は無視できるものではない。 ユーザとしては、信頼できる情報源でアプリの評価を確認することや、アプリのインストール数・レビュー数・配信元の情報などを簡単にでも確認することなどで自衛することが求められている。 参考記事・画像引用元

ANDROID POLICE 150   5      100       Google Play     - 90150   5      100       Google Play     - 83150   5      100       Google Play     - 47