そんな、おとぎ話に出てくるディズニープリンセスが現実にいたらどうなるのでしょう。その疑問に答えたのが2007年に公開された実写映画『魔法にかけられて』でしたが、その続編が今年、ディズニープラスに登場しました。 そして、ロバートは毎朝5時に起きて、仕事に向かわないといけなくなってしまいました。さらに、街のコミュニティの管理者・マルヴィナたちからいやがらせも受けるなど、都会の喧騒を離れて郊外で幸せな暮らしを夢見たジゼルは、早くも現実の壁に直面します。 そんな中、ジゼルは魔法の杖でこのモンロービルがおとぎの国・アンダレーシアのようになればいいのにと願ってしまいます。そして、その願いが叶えられてしまい、モンロービルはおとぎ話の世界となりました。 ジゼルの家族もロバートが騎士、モーガンは健気な若い娘となり、ジゼル本人はいじわるな継母に。元々、ジゼルはモーガンの継母だったわけですが、街全体がおとぎ話化してしまった結果、性格までおとぎ話のキャラクターのようになってしまうのです。 時計の針が真夜中の12時を回る前に元に戻さねば、モンロービルは永遠におかしなまま。モーガンはアンダレーシアの人々の助けを借りて、この事態を解決しようと奔走するのです。 ディズニー映画でプリンセスをいじめる役といえば、継母です。おとぎ話のようになればいいのにと願ったジゼルは、その性格までもがおとぎ話の継母のようになってしまうという点が本作のポイントです。 さらに、『アナと雪の女王』の主題曲『Let It Go』を歌ったイディナ・メンゼルも出演しています。彼女は前作から引き続き出演していますが、さすがの歌唱力で本作に豊かな彩りを与えてくれます。 他にもたくさん仕掛けが用意されており、そんな小ネタを探すのも本作の醍醐味となっています。 現実は、おとぎ話のようにはいかない、けれど、やっぱりおとぎ話も素敵な部分はあるんだと思わせてくれる作品です。 © 2022 Disney and related entities.