まず、現行のKindle Fireの後継機種となる7インチモデル。 こちらは第2四半期末(5〜6月)に出荷が開始され、199ドルという価格は初代から据え置きとなっている。 SoCにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2を採用し、NewYorkTimesで「とろい」などと言われスペック面で酷評された初代の弱点改善が期待される。 そして、10.1インチモデル。 初代Kindle Fireは7インチモデルだったが、特にリビングで利用されることが多いと言われている。このため、モバイル性よりも様々なコンテンツをより楽しみやすいエンタメ性重視の10インチモデルを求める声は以前より聞かれていた。 この10インチモデルについては、SoCにクアッドコアのNVIDIA Tegra 3を採用しているという噂もある。 既にApple製品製造でお馴染のFOXCONNへオーダーされていると言われており、7月にも出荷が開始される予定とのこと。 米国での販売価格は249ドルから299ドルになると言われている。 このほか、情報源によると、昨年より噂されている8.9インチモデルについては、価格設定についてベンダーが懸念を示しているとのことで、現在までに有力な情報は掴めていない様子。 このため、2012年のKindle Fireは最多で4機種、少なくとも2機種が発売される見込みで、2011年は5〜600万台だったと言われている販売台数が、2012年には2000万台に達するのではないかと、この情報源は推定しているようだ。 GoogleがASUSと開発しているというNexus Tabletなど、強力なライバルの出現が予測されているKindle Fireだが、ラインナップ拡充により、さらなるシェア獲得に向けて動いているようだ。