Androidスマホには、受信した通知を一覧でチェックできる「通知ドロワー」という領域があります。 いろいろな情報をサクッと確認できて便利な機能ですが、通知をスワイプすると簡単に消えてしまうので扱いには注意が必要です。誤って消してしまい、再表示する方法を探している人も少なくないでしょう。 そこで本記事では、通知ドロワーから消してしまった通知を再表示する方法を4つ取り上げて紹介します。自身の環境やニーズにあった方法を選んでください。

方法1:通知ログをウィジェットとして設置しておく

一番確実で手っ取り早いのが、「通知ログ」をウィジェット(ショートカット)としてホーム画面に設置しておく方法です。一度設定するだけで、いつどのような通知を受信したかがひと目で分かるようになります。 ただ、スマホを再起動させると通知ログがすべてリセット(削除)されてしまう点に注意が必要です。 また、Android 11を搭載した端末の場合、あらかじめ後述の「通知履歴を使用」スイッチをオンに切り替えておかないと、通知履歴が正しく記録されません。OSがAndroid 11以上のユーザーは、ひとまず設定アプリから「通知履歴を使用」スイッチをオンに切り替えてください。

ホーム画面のどこかを長押しして、展開したメニューから[ウィジェット]を選択してください。ウィジェットを設置できるアプリが一覧で表示されるので、[設定]を長押しして配置しましょう。 なお、Galaxyなど一部のAndroidスマホは、設定のウィジェット設置に対応していません。その場合は、後述の「QuickShortcutMaker」を使うと、通知ログにアクセスできる可能性があるので試してください。

設定機能(設定のショートカット)一覧の中から[通知ログ]をタップすれば、ホーム画面に「通知ログ」のウィジェットが設置されます。以後、ここをタップすれば通知履歴にアクセスできる仕組みです。

機種やバージョンによっても異なりますが、基本的に過去7日間の通知ログを時系列で確認できる仕様です。繰り返しになりますが、再起動するとログが初期化されてしまうので注意してください。

方法2:設定アプリから通知履歴を確認する(Android 11以降)

Android 11以降を搭載したスマホの場合、設定アプリから簡単に通知履歴を確認できます。

「QuickShortcutMaker」をインストール・起動し、「アクティビティ」タブの検索窓で「Notification」と入力・検索します。「設定」が複数ヒットするので、「Notification log」と記載されたものを選択してください。

ここで[起動]をタップすると、過去の通知履歴(Notification log)を確認できる仕組みになっています。画面上部の[☆]ボタンをタップしてお気に入りに追加しておくと、次回からすぐに通知ログにアクセスできて便利です。 なお、前述した「通知ログ」のウィジェットを設置するにあたっても、Android 11を搭載した端末では「通知履歴を使用」スイッチをオンにしておく必要があります。

「設定」アプリを開き、メニューから[アプリと通知]を選択してください。

[通知]→[通知履歴]の順にタップします。

ここで「通知履歴を使用」のスイッチをオンに切り替えると、以降は過去24時間に受信した通知をアプリごとに確認できます。前述した通知ログのショートカットと違い、再起動をしてもログは残る仕様です。 ただ、スイッチをオンにする前のログは遡って確認できません。また、スイッチをオフにする度に通知ログがリセットされ、すべて消えてしまう点にも注意が必要です。

方法3:ホーム画面上でアプリを長押しして通知履歴を確認する

ホーム画面のアプリアイコンに、小さな点(ドット)や数字が表示されているのを見かけたことがあるでしょう。これは「通知ドット」や「通知バッジ」と呼ばれるもので、新着メッセージ受信や電話の着信、アップデートなど、アプリからの通知があることを知らせる機能です。 実は、通知ドロワー領域から消してしまった通知の内容は、この「通知ドット」から確認できる仕組みになっています。

通知ドットが付いたアプリをホーム画面上で長押しすると、通知の内容の一部がポップアップ表示されます。特定のアプリ通知だけをチェックしたいときには、便利な機能でしょう。 しかし、ポップアップで通知内容を表示できるのは、新着の1件だけです。また、各通知をタップすると通知されている動作やメッセージへ進んでしまうので、LINEやInstagramなどのアプリを扱う際は注意が必要。不用意に既読をつけてしまうリスクがあります。

方法4:サードパーティ製の通知記録アプリを使う

「通知内容をより詳しくチェックしたい」「過去に受信した通知すべてを記録したい」といった人は、サードパーティ製の通知記録アプリ「Past Notifications」を利用するのがおすすめです。

左:通知をアプリごとにチェックできる右:各通知をタップすると内容の全文を確認できる Past Notificationsは、最大3000件の通知履歴を記録できるAndroid向けの無料アプリです。 広告が表示されるのが若干気になるものの、通知内容の全文を閲覧できたり、通知を「アプリごと」か「時系列順」に分けて確認できたりと、標準機能に比べて使い勝手はかなりいい印象です。また、通知の記録が不要なアプリは、アイテムの長押しで「無視リスト」に追加し、記録しないようにすることもできます。 ただし、閲覧可能な通知履歴は「Past Notifications」をインストールしてから受信した通知に限られます。インストール前の通知は履歴として保存されないので注意してください。

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