Apple Watchの認知度や購入意向について、MMD研究所やロイター・イプソスがおこなった調査結果が公表されています。 MMD研究所の調査は、日本の15歳以上の男女(n=2,169)を対象に実施したもの。まず「Apple Watchを知っているか」という質問に対し、知っている(た)と答えたユーザー(認知度)は65.2%でした。 Apple Watchを知っていると回答した人(n=1,413)に対し、どれくらいApple Watchを知っているかという質問には、「知っており、内容を理解している」が34.2%、「知っているが、内容は理解していない」が58.9%という結果でした。

続いて、Apple Watchを知っている/知らないにかかわらず購入意向を尋ねたところ、「購入したいと思う」と回答した人は、Apple Watchで6.5%、Apple Watch Sportで5.7%、Apple Watch Editionで4.7%といずれも7%に達しませんでした。なお、「やや購入したいと思う」との前向きな回答も含めると、それぞれ18.1%、16.0%、12.6%となっています。 現時点では「どちらとも言えない」という“迷い票”が多いのかというとそうでもなく、「購入したくないと思う」「あまり購入したくないと思う」と否定的に答えたユーザーがそれぞれ61.5%、62.5%、65.5%と、6割以上にも上っているのが印象的です。

さらに、Apple Watchを知っている人(n=1,413)に同様の質問をしたところ、「購入したいと思う」と答えたのは、Apple Watchで8.8%、Apple Watch Sportで7.7%、Apple Watch Editionで6.5%といずれも10%を割り込んでいますが、Apple Watchを知らない人を含めた結果よりは若干、購入に前向きな回答が多くなっています。 また、ロイターとイプソスが米国で1,245人を対象におこなった調査によれば、Apple Watchの購入に「興味がある」と答えたユーザーは25%となった一方、69%が「購入に興味なし」、6%が「わからない」と回答したといいます。 同調査では、Apple Watchの認知度も約半数にとどまり、回答者の52%がスマートウォッチを「単なる流行」と考えていることもわかっていますが、一方でApple Watchの購入に向けてiPhone購入を検討する、と答えたユーザーが約13%いることも明らかになっています。 日米とも似たようなユーザーの反応となっていますが、発売後どのような動きが実際にみられるのかに注目です。