KDDI(au)は14日、au公式サイト上で「アップグレードプログラム」に関するページを公開した。当日中に非公開としており、内容面でもユーザ向けではなかったため、誤って掲載されてしまったものと考えられる。 このアップグレードプログラムは、加入後12ヶ月以上の経過と加入端末の下取りを条件に、現行割賦残債の支払いを不要とするもの。実際には残債相当額で端末を下取りし、当該端末の割賦残債へ充当可能とすると説明されている。月額料金は525円(1年間無料とする想定)。 1年後の次機種への「機種変更」をサポートするとされているため、他キャリアへのMNPはサービス適用外となるようだ。 申込みの条件は以下のとおりとされている。
対象端末の購入分と同時申込みのみ可能。 分割払いの24回支払のみ対象。 対象端末を下取り時に一定価値が見込める機種に限定。当初、iPhone 5s、iPhone 5cの2機種。買い替える次機種に対する限定は設けない。 LTEフラット加入必須。
今秋、auのiPhone 5s(16GB)もしくはiPhone 5c(16GB)を新規契約・MNPで購入すると、実質負担金は0円。来秋にiPhone 6が発売されると仮定すると、今秋に購入したiPhone 5s/5c(16GB)を1年間利用し、来秋には残債なしでiPhone 6に買い替えることが可能となる。新機種が発売されると買い替えるユーザにとっては、このサービスは実質的にiPhoneの無料化ないし相当の低価格化を意味すると言っても過言ではないだろう。 もし実現すれば、auとの契約を継続することを条件に残債額と下取り価格の差額分をキャッシュバックすることと、ほぼ同価値のサービスとなる。仮ページが用意されていたことから、検討が進められているのは事実だろう。実際にサービスが実施されるかどうかは不明だが、サービスに期待を寄せるユーザは少なくない。