シャープ製の「AQUOS SERIE SHL25」は、画面占有率80%を誇る三辺狭額縁デザインを採用したAndroidスマートフォン。5.2インチIGZO液晶と大容量バッテリーにより、大画面でもスタミナと持ちやすさを両立するほか、リアルタイムHDRやフレーミングアドバイザーなどカメラ機能も進化している。
5.2インチでもIGZOで余裕の電池持ち
フレームを極限まで細くした“EDGEST”な設計により、本体のサイズアップを抑えつつ大画面化を実現。5.2インチ(フルHD)のサイズながら片手でも持ちやすく、本体側面と背面のつながりを滑らかな曲面で構成することで、デザイン性も追求している。
前モデルの「AQUOS PHONE SERIE SHL23」と比べると、ディスプレイの占有率は68%から80%へと大幅に拡大した。また、新開発のバックライト「PureLED」によって明るい表示やきれいな発色で再現しながらも、省電力に優れたIGZO液晶や3,150mAhの大容量バッテリーの組み合わせで、3日間の電池持ちを謳っている。
どんな人でも撮影ミスしない親切カメラ
カメラは前モデルより後退した1,310万画素だが、各種撮影機能が進化している。
逆光時にも強いHDR撮影ではリアルタイム処理に対応し、これまで合成ズレなどが起こりやすかった動きのある被写体でもきれいな写真が撮れるようになった。部屋の中で子どもを撮る、といったシーンで効果を発揮してくれることだろう。 また、夜景と人物を撮る機能は、人物はフラッシュON、背景は複数枚をフラッシュOFFで撮影し、画像を明るく合成して両方を鮮明に撮影できる「NightCatch Ⅱ」として進化した。
さらに、撮影シーンに合わせてガイドやメッセージによる適切なアドバイスを表示する「フレーミングアドバイザー」も搭載。たとえば、料理がおいしそうに写るフレームをわかりやすくサポートしてくれるなど、誰でも迷うことなく手堅く上手な写真を撮れるとしている(下記の動画も参照)。 すでにNexusシリーズなどで提供されている、上下左右360度のパノラマ撮影機能「Photo Sphere」も新搭載。まるで、撮影した場所に立って見渡しているような感覚で楽しめ、GmailやGoogle+でのシェアも可能だ。
AQUOS SERIE SHL25の実機を動画でチェック
主な仕様とスペック
端末を握ることで様々な操作ができる「グリップマジック」もユニークだ。端末を持つだけで画面をONにできる機能に加え、カバンの中で握ると着信や未読メール通知を確認、また動画などの視聴中に置くだけで音量を上げられるなど、進化している。 スペック面では、プロセッサにクアルコムのSnapdoragon 800 MSM8974AB 2.3GHz クアッドコア、OSはAndroid 4.4(KitiKat)を搭載。RAMは2GB、内蔵ストレージは32GB。 通信はWiMAX 2+とキャリアアグリゲーションに対応。IPX5/IPX7の防水、フルセグ、おサイフケータイ、NFC、赤外線通信などをサポートするが、防塵には非対応となる。 サイズは134mm×71mm×9.9mmで、重さは約141g。カラーはピンク、ホワイト、ネイビーの3色展開となっている。