Googleが開発を進めている Google Glass は素晴らしい未来を期待させてくれる面白い試みの一つだが、もう一つ心を揺さぶられるアイテムの開発を行なっているようだ。 そのアイテムとは、私達が日常生活でいつも身に着けている「靴」だ。 まずは次の動画を見ていただきたい。 アディダスのシューズを履いた人の動きに合わせて、シューズがしゃべっている。そのシューズには、カスタムメイドのマイクロコントローラが搭載されている。 このコントローラには、加速度センサー・ジャイロスコープ・圧力センサーといった複数のセンサーが搭載されており、各センサーが取得した運動データを分析して、着用者との対話を可能にしている。 それだけではなく、BluetoothでペアリングされたAndroidスマートフォンと連携して、着用者の行動が自動的にGoogle+に投稿されるようになっているのだ。 さらに、海外サイト「engadget」にアップされている動画を見てもらいたい。

Google shows off hacked speaking shoe at SXSW, promises it’s not getting into the footwear business(engadget)

「Make way, coming through.」(道をあけて!今から行くよ!) 「You look like a statue.」(キミは像かい?) 「Good times.」(いい調子だ) 「Why don’t we go for a run?」(走ろうぜ!) 「Picking up the pace.」(ペースをあげろ!) といった具合に、動作に合わせて叱咤激励してくれる万能ぶりだ。 このしゃべるシューズは、まだ実験プロジェクトの域を出ておらず、製品化される段階には到達していないようだ。 もし、実用化のレベルに達したら、ライフログやスポーツコーチなど、ユーザーのニーズに合わせて色んな楽しみ方ができるはず。 Googleによって普段身に着けているものがどんどん面白い形に姿を変えつつある。次はいったいどんなものがターゲットになっていくだろうか。

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