毎月月末が近づくとスマホの通信速度制限がかかって、動画配信サービスやゲームが楽しめなかったり、SNSやウェブブラウザの表示が遅かったりと、ストレスフルになることもしばしば。 そこで本記事では「今月もギガが足りるか心配」という人に向けて、iPhoneのデータ通信量を確認する方法を4つ紹介します。リアルタイムに利用量や残量を知って計画的に使えれば、それだけで通信量の節約につながりますし、速度制限にかかることも少なくなるでしょう。 Androidスマホの通信量を確認する3つの方法

1. iPhoneの設定で通信量を確認する方法

iPhoneの「設定」アプリにある「モバイル通信」の項目では、現在のモバイル通信量の使用状況が確認できて最も手軽です。ただし、利用している通信事業者やiPhoneの種類(SIMフリーなど)によっては、表示されないこともあります。

まず「設定」アプリから[モバイル通信]をタップします。

「使用状況」の部分に、現在使用済みの通信量が表示されています。タップすると最終アップデートの日時なども表示され、後述する携帯電話会社のサービスでわかる正確な通信量をほぼ反映しています。

2. 各キャリアのサービスで通信量を確認する方法

iPhoneの正確な通信量は、利用中の携帯電話会社(キャリア)が提供するサポートサービスで確認するのが最も正確でしょう。ここでは、契約内容の確認や変更、利用料金やデータ容量の確認も可能です。 ※通信事業者によっては設定ができない可能性があります。今回は、NTTドコモで購入・契約中のiPhoneを使用して検証しています。

まずは「設定」アプリの[モバイル通信]をタップし、[モバイル通信プラン]を選択します。「モバイル通信の仕様状況およびプラン」の画面が表示されるので[続ける]で進みます。

続いて、ネットワーク暗証番号を入力して[次へ]。次の画面で注意事項をよく読み、[同意する]を選択してください。暗証番号の認証と同意が完了すればOKです。

[モバイル通信]のプランや使用状況に、現状が反映されているはずです。 SafariやChromeなどのブラウザから各サービスサイトにアクセスするほか、アプリも提供されているので使いやすいほうを選びましょう。利用したデータ容量(残りのデータ容量)はもちろん、繰り越しやシェア、キャンペーン特典分のデータなど、内訳が細かく表示されて便利です。

My docomo(マイドコモ)で確認

ブラウザでMy docomoにアクセスし、dアカウントでログインします。My docomoの画面が表示されたら、[データ量]をタップしてください。

その月の利用済みデータ量、残データ量のほか、過去3日間の合計、前月データを確認できます。詳しい手順や利用方法などについては、下記記事で紹介しています。

My au(マイエーユー)で確認

ブラウザでMy auにアクセスし、au IDでログインします。ログイン後、My auメインページ画面上の[スマートフォン・携帯電話]をタップし、[利用状況]→[現在の残データ容量]へと進みます。

[昨日までのデータ利用量の確認]をタップすれば、利用したデータ量が確認できるようになっています。詳しい手順や利用方法などについては、下記記事で解説しています。

My Softbank(マイソフトバンク)で確認

ブラウザでMy Softbankにアクセスし、会員ログインページから電話番号とパスワードを入力して進みます。My Softbankのページへ遷移後、右上のメニューボタン[]から[使用量の管理]をタップしてください。

利用状況の[詳細をみる]から、残量や繰り越し量が確認できる データ利用状況、前月比やデータ残量などが表示されます。詳しい手順や利用方法などについては、下記記事で紹介しています。

MVNO(格安SIM)などで確認できるサービスも

UQモバイルやLINEモバイルなどの格安SIMを利用している場合でも、キャリアサービスと同じようにデータ通信量や契約内容、利用料金などの確認ができるサービスがあります。 ほとんどの事業者で、専用のマイページからデータ通信量を確認できるはずです。

3. アプリごとの通信量を確認する方法

自分のデータ使用量や残量、前月からの繰り越し分が把握できたら、次はどのアプリが多く通信量を使っているかを調べるのも有効です。 あまり使わないアプリが知らないうちにデータ量を占めている可能性もあります。iPhoneでは「設定」アプリから、各アプリの通信量を調べることもできます。

「設定」アプリを開いたら、[モバイル通信]をタップします。

左:請求期間ごとに利用通信量が確認できる場合右:とくに期間ごとの切り替えがない場合 下にスクロールしていくと、各アプリのこれまでのモバイルデータ通信量が一覧で確認できます。数値は概算ではありますが、どのアプリの通信量が多いのかを知るには役立つでしょう。 利用している通信事業者やデバイスによっては、左の画像のように現在の請求期間内あるいは前回分の期間で使用しているデータ通信量が確認できます。そうでない場合、この数値はアプリの利用開始時から確認時までの通信量の合計です。 毎月の通信量はわからないため、月末などに手動で毎月リセットをおこなう必要があります。リセット方法は以下の通りです。

データをリセットするには、モバイル通信の画面を一番下までスクロールし、[統計情報のリセット]をタップしてください。現在までの合計時間が「0分」になり、リセット完了します。少し見えにくいですが、一番下には「前回のリセット日時」も記録されてきます。これも目安にすると便利です。

また、全然利用しないアプリなのに通信量を多く使っているなと思ったら、通信をオフにして解決しましょう。

4. 通信量管理アプリを利用して確認する方法

正確なデータ利用量を知るには通信会社のサービスの利用するのが一番ですが、アクセスするたびにIDやパスワードを入力したり、目的のページまで何度もページ遷移をしなければならなかったりと、頻繁に確認するには少し面倒です。 そんなときに便利なのが、「通信量チェッカー」や「My Data Manager」といったサードパーティの通信量管理アプリです。面倒な登録や入力が不要で、アプリを立ち上げるだけで通信量が確認できるため、通信量や速度制限が気になる多くの人が活用しているようです。

残量・使用量を確認できるアプリ「通信量チェッカー」

ここでは、数あるアプリの中でも人気の高い「通信量チェッカー」の使い方を簡単にご紹介します。

左:[メーター]で現段階の残量や使用量を確認できる。右:[グラフ]切り替えは月間の使用量だ アプリの画面はシンプルです。画面上部の[メーター]では現在のデータ残量が一目でわかる仕様。[グラフ]に切り替えると1カ月分の使用量がグラフになっており、使いすぎた日などが確認できます。 [メーター]のデフォルト表示は残量になっていますが、使用量へ切り替えも可能です。

より正確に通信量を管理するための便利機能

各キャリアごとの細かいプランや前月繰り越しなどの利用量を設定すれば、より正確な数値を算出できます。

画面下にある[歯車]マークから設定ページを開くと、キャリアの選択、メーター表示(アプリトップの画面)を「残量表示」か「使用量表示」にするかや、月の通信量の設定などをおこなえます。 アプリの使用開始のタイミングで、すでに使用した分のデータ量を[ー]で差し引いておけば、月の途中からアプリを使用しても、正確に測ることが可能です。

設定画面をさらにスクロールする。アラーム機能を利用して、過度なデータ通信や通信度チェッカーの起動忘れを防止 1日の通信量が一定を超えた場合に通知したり、決まった時間に起動忘れ防止のアラームを鳴らしたりといった設定もできます。 こうしたアプリは起動時に端末からデータを取得するため、高い精度で通信量を知るにはこまめな起動がポイントとなります。起動忘れ防止はありがたい機能といえるでしょう。

さらに、ホームの電球アイコンをタップすると、データの残量に合わせて簡単なアドバイスがもらえます。メディアの種類ごとにあとどのくらい利用できるかといった目安もわかるので、通信量の節約には非常に役立つはずです。

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