iPhoneアプリの自動アップデート機能を有効にしていると、新しいバージョンへのアップデートが配信された際に自動的に更新が開始されます。iOS 13からはアプリの自動アップデートが初期設定でオンになっているため、「LINEが勝手に更新された」「自動アプデを停止したい」と感じるユーザーも多いようです。 本記事では、アプリのアップデート方法をオフに切り替える方法と手動アップデートの方法を紹介します。
iPhoneアプリの更新は「自動アップデート」と「手動アップデート」のどちらがいい?
iPhoneアプリの自動アップデートと手動アップデートには、ぞれぞれメリットとデメリットがあります。
自動アップデートのメリット・デメリット
自動アップデートの最大のメリットは、アプリのアップデートを忘れることがなく、常に最新バージョンで利用できることです。わざわざApp Storeにアクセスしてアップデートの有無を確認する手間も省けます。 一方、デメリットとして挙げられるのは、アプリのアップデートの可否やタイミングをユーザーが選択できない点でしょう。アップデート中はアプリを起動できないため、自動アップデートのタイミングが悪いと、使いたいアプリをしばらく使えなくなる場合もあります。 また、アプリの従来の使い勝手を気に入っていたのに、自動アップデートによって知らない間に全く違う仕様になってしまうケースもあります。アプリの大規模な仕様変更を伴うアップデートでは、これまでとは異なる画面や操作方法に対して、「改悪」や「前に戻したい」といったユーザーの声がよく聞かれます。
アプリの自動アップデート・手動アップデートの切り替えはかんたん
手動アップデートのメリット・デメリット
手動アップデートのメリットは、アプリ更新のタイミングを自分で決められる点です。就寝前にアプリをまとめてアップデートすることもできます。アップデート後のバージョンに深刻な不具合やバグがあった場合に、あえてアップデートを回避できるのも、タイミングを自分で決められる手動アップデートならではのメリットです。 ただしその反面、ユーザー自身でアプリをアップデートしないといつまでも古いバージョンのままになってしまいます。セキュリティ対策のアップデートが必要となる場合、アップデート作業を放置しておくと問題が起きかねません。
iPhoneアプリの自動アップデート設定のオン/オフを切り替える方法
iOS 13からは、アプリの自動アップデートがデフォルトでオンになっています。アプリのアップデートを手動で管理したい人は、以下の手順で設定を変更してください。
自動アップデートをオフに設定する手順
「設定」アプリを開き、[iTunes StoreとApp Store]をタップ。「自動ダウンロード」にある「Appのアップデート」のスイッチをオフにすれば、手動ダウンロードの設定は完了です。
自動アップデートをオンに設定する手順
一度、手動アップデートに変更したのはいいものの、やっぱり自動アップデートに設定しなおしたい場合は、オフにする方法と同じく「設定」アプリの[iTunes StoreとApp Store]で設定を切り替えます。
オフになっている「Appのアップデート」のスイッチをオンにするだけです。 このときモバイルデータ通信による自動ダウンロード設定は、オフにしておくことをおすすめします。この設定がオンになっていると、Wi-Fiに接続していなくてもキャリアの通信回線でアプリの自動アップデートが実行できるようになります。 アプリによってはデータ通信量が数百MBにおよぶアップデートもあるため、知らないうちにキャリアのデータ通信量を大量に消費し、通信制限の対象になってしまう事態に陥るおそれがあります。
iPhoneアプリを手動でアップデートする方法
自動アップデートをオフにしている場合、ユーザーは手動でiPhoneアプリをアップデートする必要があります。
App Storeアプリ右肩に表示される、アップデートがかかっているアプリ数を示す赤いバッジ。自動ダウンロード設定時には表示されない 自身のiPhone内のアプリに新しいアップデートがリリースされると、App Storeアプリのアイコンに数字バッジが表示されます。アップデートを見逃さないようにするため、App Storeアプリはホーム画面の見やすい位置に配置しておいた方が無難です。 なお、iOS 13から、アプリの手動アップデートの方法が大きく変更されました。従来までの「アップデート」タブがなくなり、自身のアカウント情報の画面からアップデートをおこなうようになっています。 【iOS 13】アプリがアップデートできない? App Storeから「アップデート」タブが消滅
App Storeを開き、右上のアカウントアイコンをタップします。このときアカウントアイコンについている赤い数字は、アップデート可能なアプリ数を示しています。
アプリを一括でアップデートするなら[すべてをアップデート]タップ、個別のアプリをアップデートするなら各アプリの右側にある[アップデート]をタップしましょう。 この画面ではアップデートに伴う新機能が確認できます。各アプリのアップデート内容で[さらに表示]をタップすると、アップデート内容に関する説明文が表示されます。この説明をチェックする習慣をつけておくと不本意なアップデートを防止できます。
ホーム画面にあるApp Storeのアイコンを長押しすると、クイックアクションメニューが表示されます。その中にある[アップデート]をタップすれば、すぐにアップデートの画面を表示できます。 こまめにアップデートを確認したい人は、この機能を使うのがおすすめです。 【iOS 13】アプリを長押ししてもプルプルしない? 削除・整理の手順に変更あり