この記事では、iPhone SE3の魅力や気になる点などを詳しくレビューします。 歴代「iPhone」シリーズ比較一覧表 iPhone 6やiPhone 6s、iPhone 7からの買い換えでも、ほとんど違った印象は受けないでしょう。画面サイズはすべて4.7インチです。つまり、以前のiPhoneと同じ使い勝手で新モデルに買い換えたい人にとっては、違和感のない選択になります。 画面サイズは最近のスマホとしてはかなり小さく、解像度は1334×750ピクセルです。解像度は低いものの、画面サイズが小さいのでドット感はさほど気にならないでしょう。また最大で625ニトと明るいので、屋外でもそれなりに見やすくなっています。ただし、iPhone 13などの上位モデルと比べると、明るさ、緻密さともに劣っています。 画面上下の縁(フチ)が太いのが残念ですが、画面下部には人気の指紋センサー(Touch ID)を搭載しています。ホームボタンを兼用しているので、マスクをしていてもロックを解除でき、今まで慣れ親しんだ操作性で使えるわけです。もちろん、ケースなどもiPhone 8やiPhone SE(第2世代)のものは使える可能性が高いでしょう。 今回はバッテリーが強化されており、iPhone SE(第2世代)では最大13時間だったビデオ再生が最大15時間へと延びています。 また、20Wの充電器とUSB-C - Lightningケーブルを使うと、30分で50%までの急速充電に対応します。ただし充電器は本体に付属しないので、自身で購入する必要があります。Qi対応のワイヤレス充電は可能ですが、期待されたMagSafeには非対応です。 ヘビーなゲームも余裕でこなすことができますし、3〜4年と長く使いたい人にも朗報でしょう。今はオーバースペックだとしても、数年後にも快適に使えるのは魅力十分です。現在使っているのがiPhone 7あたりのモデルだと、ブラウザを使用しているだけでもテキパキと気持ちよく動作すると感じるはずです。 さらに、iPhone SE(第3世代)は5Gに対応しています。まだ5Gのエリア圏外の人も安心してください。5Gに対応していれば、これまで同様に4G(LTE)は利用できます。実際に5Gを使ってみると、非常に高速で動画のダウンロードなどもすぐに終わります。今後、5Gの契約は使い放題や大容量が主流になる可能性が高いので、将来性を考えると5G対応は嬉しい点です。 ナイトモードや、人物以外の背景ぼかしなどが利用できないのは残念ですが、普通のスナップ写真はくっきりときれいに撮影できます。デジタルズームは最大5倍まで、動画は4K(60fps)の撮影に対応します。 また、iPhoneのエントリーユーザーにはコスパの高さが魅力です。価格は、64GBモデルが5万7800円(税込)、128GBモデルが6万3800円(税込)、256GBモデルが7万6800円(税込)です。5万円台からと最初の出費はそれなりですが、3〜4年は間違いなく快適に使えます。状況次第では5〜6年でも十分に使えるでしょう(ただしバッテリーの交換は必要)。そう考えると割安なのです。 スマホに先進性を求めないユーザーなら、安心して長く使えるiPhone SE(第3世代)。契約次第ではすでに1円から手に入ります。