iPhone 6s以降のモデルで搭載されている「3D Touch」機能。ディスプレイを強めに押し込むと、センサーがその圧力に反応して特定の機能を作動させることができます。これをLINEで使えば、ログインなしでロック画面から返信をしたり、既読を付けずにメッセージを読んだり、ホーム画面からQRコードリーダーを起動して簡単に友だち追加したりできます。 普段のLINE利用がもっとスピーディでストレスの少ないものになりますから、3D Touchで実現できるLINE操作をぜひ活用してみてください。Androidスマホも対応する、いわゆる「長押し」でおこなえる操作についても紹介します。 iPhone「3Dタッチ」機能の便利な使い方10選
LINEアイコンを3D Touchしてできること
ホーム画面の「LINE」アイコンを3DTouch(画面をグッと押しこむ)します。
表示されたメニューから[コード決済][QRコードリーダー][通知の一時停止]をタップすれば、後述する各機能が利用できます。ここでは、あまり活用機会のない「LINEを共有」「新規トーク」については割愛します。
QRコードリーダー
3D Touchのメニューで[QRコードリーダー]を選択すると、LINEのQRコードリーダーが起動して、相手のQRコードを読み取れます。
また画面右下の[マイQRコード]をタップすれば、自分のコードが表示されます。わずかな操作でLINEの友だち追加がおこなえます。
通知の一時停止
3D Touchのメニューで[通知の一時停止]を選択すれば、通知を一定時間オフにすることができます。
「1時間停止」または「午前8時まで停止」から選べます。一定時間を過ぎれば自動的に通知がオンになるので、設定し直す必要もありません。 短時間集中して勉強などに取り組みたい時や就寝前などに便利です。
コード決済
店舗などでLINE Payによるバーコード決済で支払いしたい時には、LINEアイコンを3D Touchで押し込んで[コード決済]を選択します。
パスワード認証後、バーコードが表示されます。あとは店員さんに読み取ってもらうだけ。わずか3ステップで手早く会計を済ませることができます。 「LINE Pay」の使い方 超入門
3D Touchで既読を付けずにトークメッセージを確認する
普段どおりLINEアイコンをタップしてアプリを起動させ、トークリスト(トーク履歴の一覧)を表示。未読メッセージが届いていて、既読を付けずにメッセージを読みたいトークを3D Touchします。
すると、最新のトーク画面が浮き上がるように表示されます。確認できるのはこの一画面に限られますが、相手の画面に既読を付けずに内容をチェックすることができます。 ただし注意しなければならないのが、触れている画面にさらに力を加えるとトークルームが完全に開いて、アクセスしてしまう(相手の画面に既読が付いてしまう)ことです。一旦トーク画面が表示されたら力を抜いて、触れているだけに留めましょう。指を離せばトークリストに戻ります。 LINEで「既読」をつけずに読む7つの方法【iPhone/Android/PC対応】
また、指を離さずに上方向にスワイプすると、メニューが表示されます。 トークルーム内のすべてのメッセージを既読にすることや、通知のオン・オフ、トークの非表示・削除もおこなえます。
3D Touchでロック画面(通知)から返信する
左:iPhoneの設定右:LINEの設定 まずiPhoneの「設定」から[通知]→[LINE]とタップして進みます。[通知を許可][ロック画面に表示]がオンになっているか確認しましょう。 またLINEでは、[その他(…)]→[設定(歯車マーク)]→[通知]と進んで、[メッセージ通知の内容表示]の項目がオンになっているかもチェックします。
スリープ時にLINEが届くとロック画面に通知が表示されるので、3D Touchしてください。 メニューが表示されるので、[返信]をタップします。なお[スタンプ]を選択しても、(ロック解除後に)メッセージが届いたトーク画面にアクセスするだけです。
コメントを入力したら[送信]をタップ。以上で返信完了です。端末のロックを解除したり、アプリを開いたりといった手間をすべて省き、ロック画面からLINEを返信できてしまいます。 手軽な一方で、端末から自分が離れている時などに、ロック解除なしでも他人がその場でメッセージ内容を見たり、返信したりすることが可能になる点には注意が必要です。
メッセージを「長押し」してできること
以下で紹介する機能は、画面を強めに押し込む「3D Touch」ではなく、画面に触れ続ける「長押し」(ロングタップ)によって実現できるものです(Android版でも可能)。 トーク内のメッセージを長押しします。7つのメニュー「コピー」「Keep」「削除」「転送」「ノート」「アナウンス」「送信取消」が表示されます。
Keep(キープ)
長押しメニューから[Keep]を選択すると、写真・動画・トークなどをLINE内のクラウドストレージ「LINE Keep」に保存できます。
保存したデータを確認にするには、自分のプロフィールを表示して[Keep]をタップしてください。 Keepに保存したデータが一覧で表示されます。お気に入りの画像やテキストなど、トークでやりとりして後で見返したいものがあれば、手軽にKeepに入れておくことができます。 LINEのKeep(キープ)機能の使い方──写真・動画・ファイル等の保存方法と見方、消し方などを解説
転送
長押しメニューから[転送]をタップすれば、メッセージや写真、動画などを選択して、それらをそのまま他のアカウント(友だちやグループ)へ転送できます。 この転送機能を応用すると、(複数の転送先を選べば)同じメッセージを個別トークへ一斉に送信するといったことも可能です。 LINEで同じメッセージを複数の個別トークに一斉送信(転送)する方法【あけおめ等】
ノート
長押しメニューから[ノート]を選択すると、トークや写真、動画などをピックアップして、タイムライン投稿のような形で書きとめておくことができます。 保存されたデータは同じトーク内の友だち側にも表示されるので、スケジュールや待ち合わせ情報、記念写真などを共有しておきたい時などに役立ちます。
ノートに保存(投稿)すると、トークルームではアルバムを保存した時のように表示されて共有されます。 トークで流れても、画面右上の[V]をタップしてメニューから[ノート]を選択すれば、いつでも確認することができます。
なおAndroid版では、トークルーム画面上部のノートボタンをタップすることで、ノートを開くことができます。 LINE「ノート」機能の使い方──編集・削除の方法や通知の仕様、タイムラインとの関係など
アナウンス
長押しメニューから[アナウンス]を選択すると、トークルーム上部にメッセージをピン留め(常時表示)できます。 トークルームを開けば必ず目に入る位置に表示されるので、近々実施される予定や日程や集合場所などを表示しておくと見落とす心配がありません。ただし、ノートと異なり、アナウンスは相手側には表示されません。
アナウンスの表示をタップすると、[今後は表示しない]でアナウンスの削除が、[最小化]でメガホンマークだけの表示にすることが可能です。 LINE「アナウンス(ピン留め)」機能の使い方、特定メッセージをトーク上部に常時表示できる
メッセージの送信取り消し
長押しメニューから[送信取消]を選択すると、24時間以内であれば自分が送信したメッセージを消すことができます。 確認画面が表示されるので、再度[送信取消]をタップします。メッセージが未読・既読どちらでも取り消すことが可能です。 自分および相手(グループメンバー含む)のトーク画面から対象メッセージが表示されなくなります。取り消した部分には「◯◯がメッセージの送信を取り消しました」という履歴が表示されます。 【LINE】送信メッセージ「取り消し」方法と、通知で相手にバレないのかなど仕組みを徹底解説
【Android】トークリストを長押ししてできること
Android版LINEでは、トークリスト(一覧)上で特定のトークを長押しすることで、そのトークの非表示、削除、通知オフのほか、ピン留めをおこなうことができます。