そこで本記事では、LINE電話の通知が来ないときに主に考えられる原因と、改善できる可能性がある対処法をiPhone・Androidスマホ別にまとめてみました。利用している環境に合わせて確認してください。 本来この設定は不在着信の通知にのみ適用されるもので、着信通知には影響しません。しかし、何かしらの不具合で着信通知や着信画面の表示にも影響を及ぼすケースが見受けられます。実際に筆者が同じトラブルに悩まされていたとき、この設定をオンに切り替えてすぐに着信画面が表示されるようになりました。 いずれかが不許可の状態だと、電話の着信時に「この機能を利用する権限がありません」と表示され、着信通知が届かない場合があります。 結果的に、LINE電話の着信通知が表示されない原因にもなり得るので、必ずチェックしておきましょう。 サイレントモードは、メーカーによってさまざまな名称で呼ばれています(下記)。ステータスバーやクイック設定パネルに表示されるアイコンは上の画像のもので統一されているので、見つからない場合は丸に一本線の入ったアイコンを目印に探してみましょう。
Pixel、Xperia、AQUOS sense4以降:サイレントモード Galaxy:通知をミュート AQUOS sense3以下:高度なマナーモード arrows:高度なサイレントモード
というのも、着信通知は基本的にバックグラウンドの通信で受信するもの。データ節約モードによってバックグラウンド通信が制限されると、正常に着信通知が受信できなくなる可能性があるのです。 通知が遅れたり、届かなかったりする原因にもなり得るので、以下の手順で一度オフにしてみましょう。 常に省電力モードにしておきたい人は、下の手順でLINEアプリを対象外に指定してください。 LINE電話の着信通知を受け取りたいなら、設定で「集中モード」の例外に指定しましょう。 確実にLINE通話の着信画面を表示させたいなら、「iPhoneの基本通話と統合」をオンにしておきましょう。 また、前述の設定変更がうまく反映できていない場合にも再起動は効果的です。すぐに実践できるので、まず試してみることをおすすめします。 LINEに限らず、こういったアプリのトラブルが頻繁に起きる場合は、スマホのスペック不足という可能性も高いです。 Android 7.0以上、iOS 14.0以上に対応していないような古い機種の場合は、LINEのサポートが終了しているため、通知が正常に届かない不具合が起きることはあり得るでしょう。 いずれにしても、スマホ本体のスペック不足である場合はユーザー側で対処するのは困難です。長年同じスマホを使い続けている場合は、寿命だと思って買い替えを検討してください。目安として、購入してから5〜6年以上経過している場合は注意が必要です。 実際、過去にはAndroid 10へのアップデート後にLINE電話の着信画面が表示されない不具合が発生したことがありました(現在は改善済み)。 ご迷惑をおかけした皆さまに、お詫び申し上げます。 https://t.co/sM3p92BQpL — LINE (@LINEjp_official) April 12, 2021 続いて、Twitterのキーワード検索などで自身と同じような不具合が他ユーザーにも起きていないか調べてみることをおすすめします。何か情報が得られるかもしれません。 原因がサービス側にある場合、ユーザーは不具合の修正を待つほかありません。急ぎの用事であれば、通常の電話やメールなど別サービスの利用を検討しましょう。 特にLINEアプリは利用頻度や更新率が高いため、数ギガバイト単位のキャッシュが溜め込まれていることも少なくありません。一度、LINEアプリのキャッシュを削除してみてください。 なお、キャッシュはあくまで読み込み速度を向上させるための一時保存データなので、削除しても問題はありません。 以下の記事を参考に、実行してみてください。 目安として空き容量が10%以下だと動作が重くなったり、画面が固まったりといった不具合を起こしやすくなるといわれています。以下の記事を参考に、ストレージの空き容量を確保してください。 LINEアプリを開くごとに強制終了(タスクキル)させることがクセになっている人も多いと思いますが、なるべく控えたほうがいいかもしれません。 そんなときは最終手段として、LINEアプリをいったんアンインストールし、再びインストールしてみることをおすすめします。実際、過去に筆者のiPhoneでLINE電話の着信通知が来なくなったときも、LINEアプリをインストールし直したら改善しました。 必ず以下の手順で事前準備をしてからアンインストールをおこなってください。 スムーズにログインできるように、アカウント情報を確認しておきましょう。 何らかの事情で電話番号を登録できない場合は、必ずFacebookアカウントもしくはApple IDの情報を登録してください。 トーク履歴のバックアップに必要な容量としては十分ですが、すでに他の保存データでいっぱいになっている場合、容量不足でバックアップに失敗する可能性があります。あらかじめiCloudの空き容量を確認・整理しておくとよいでしょう。 たとえばGmailで5GB、Googleフォトで10GBを消費している場合、Googleドライブで使える容量は「0」GBです。 GmailやGoogleフォトを日常的に使用している人は、気づかないうちに容量がいっぱいになっている可能性があります。事前に空き容量を確認・整理しておきましょう。 新しいスマホでも利用するGoogleアカウントを選び、OKをタップしましょう。すぐにバックアップが開始されます。 大切な写真・動画は端末にダウンロードしておくか、あらかじめLINEのストレージ機能「Keep(キープ)」に保存しておきましょう。 メニューの「写真・動画」項目にそのトークルームで送受信した写真・動画が集約されているので、横の < ボタンをタップしてください。 ダウンロードボタンを押すと、端末の内部ストレージに写真・動画が保存されます。いずれか好みのほうを選んでください。 もしFacebookアカウントやApple IDとLINEを連携している場合は、それぞれ案内に従ってログインを進めてください。 LINEをApple ID連携(ログイン)で引き継ぐ方法 機種変更時にLINEをFacebookログイン(連携)で引き継ぐ方法 SMS経由で認証番号が届かない場合は、以下の記事を参考に対処してみてください。 LINEでSMSの認証番号が届かないときの対処法まとめ【iPhone/Android】 「トーク履歴を復元しますか?」という確認ポップアップが表示されます。続行を押しましょう。「前回のバックアップ:」にバックアップを実施した日付が表示されていればトーク履歴を復元を押してください。 ちなみに、Android版LINEはトーク履歴をいつでも復元できる仕様です。ログインを済ませた後に、LINEの設定からトーク履歴を復元させてもOKです。 「友だち追加設定」や「友だちへの追加を許可」の項目をオンにすると、スマホのアドレス帳に登録してある電話番号とLINEが紐付きます。結果として、会社の上司や元カレ・元カノ、疎遠になった友人などつながりたくない人が意図せず友だちリストに追加されてしまう可能性があるからです。 普段からLINE IDや電話番号検索を活用している人は、指示に従って年齢確認をおこなってください。引き継ぎ完了後にも設定できるので、先を急ぎたければ後回しにしても大丈夫です。 なお、スタンプ・着せ替えなどのコンテンツは再ダウンロードが必要です。設定からスタンプ→マイスタンプに進んでダウンロードしてください。 【LINE】機種変更でスタンプを引き継ぐ方法 新端末で消えたスタンプを復元