そもそも「LINE」とは

LINEは、スマートフォンアプリを中心に無料でチャット(トーク)や通話を利用でき、ゲームや音楽など関連サービスも楽しめるコミュニケーションツールです。インターネットサービス企業のLINE株式会社(旧名:NHN Japan株式会社)が運営しており、2016年7月には東京およびニューヨークで同時上場を果たしています。 LINEでのやりとりはインターネットを介しておこなうため、いわゆる通話料は必要なく、契約しているデータ通信量の範囲で音声通話(ビデオ含む)やチャットが使い放題になります。3GやLTE、Wi-Fiなどインターネット環境下なら、世界230以上の国や地域で利用できます。

メイン機能はトークと無料通話

LINEのトーク画面 LINEで最も使われているのは「トーク」と呼ばれるチャット機能。テキストメッセージや写真、動画などを会話スタイルでリアルタイムにテンポよく送れるというものです。 トークの中でも、イラストで気持ちやメッセージを手軽に伝えられる「スタンプ」は画期的なアイテムでした。かわいいものから面白いものまで膨大な種類があり、多くのユーザーが楽しんで、LINEの普及にも一役買ってきました。 【LINE】無料スタンプおすすめランキング・隠しスタンプまとめ このほか、相手がメッセージを読んだことがわかる「既読」機能も大きな特徴。メッセージを送った側にとっては相手が確実に目を通してくれたことを確認できて便利です。一方、メッセージを受け取った側からすれば、返信を強制されているかのような心理的・時間的負担を感じてしまう側面もあります。

無料で通話がおこなえる もう一つのメイン機能が無料通話です。LINEユーザー同士では、音声通話(グループ含む)やビデオ通話が無料でおこなえます。 LINE「無料通話」の使い方まとめ──ミュート方法や通知の見方、録音、着信音変更(着うた)、通話できない時の対処法まで また、携帯電話や固定電話に格安でかけられる「LINE Out」というIP電話サービスも利用できます(LINE Outには無料で使えるLINE Out Freeという広告モデルも存在)。

友だちリストの画面 トークや通話でコミュニケーションできるのは、LINE上で「友だち」に登録されているユーザーです。アドレス帳の連携機能を使えば、アドレス帳に登録済みの親しい人を簡単に友だち追加できます。 TwitterやFacebookなどよりもクローズドな枠の中で密なやりとりできる一方、連絡を取りたくない相手はブロックしてシャットアウト可能です。気軽に、かつ安心して友だちとつながれるといった点でも、現代のニーズに合致しているといえるでしょう。

LINEはどれくらい普及しているのか

家族や親しい友だち同士が快適で楽しく連絡を取り合えるツールを目指して2011年6月にサービスを開始し、日本のユーザーの心をつかんで急速に拡大してきたLINE。日本のモバイル文化が生かされたスタンプなどの世界観がグローバルでも受け入れられ、台湾やタイ、インドネシアなどアジア地域を中心に普及してきました。

LINE媒体資料より引用 ユーザー数は2015年末時点で世界2億人を突破。日本国内だけでも6800万人以上が利用しており、単純計算ですが国内人口の53%以上に当たります。 ちなみに、1億ユーザーを獲得するのにかかった日数は、Facebookが49カ月、Twitterが54カ月であったのと比較して、LINEは19カ月といいますから、どれだけの勢いだったのかは容易に想像できるでしょう。

LINE媒体資料より引用 国内利用者数の内訳を見ると、学生よりも会社員や主婦・パート・アルバイトが多く、年齢にも偏りがありません。また国内利用者のうち、毎日利用している人(Daily Active User:DAU=1日に1回以上利用したユーザー)は70.8%。ほとんどの人が毎日LINEを使っています。 今やLINEは、若者だけではなく幅広い世代にとって欠かせないコミュニケーションツールとなっているのです。

LINEではどんなことができる?

トークや無料通話のほかにも、LINEは様々な機能を備えています。複数のメンバーで連絡を取り合うのに便利な「グループトーク」、友だち同士でSNS(ソーシャルネットワークサービス)のように使える「タイムライン/ホーム」、有名人や企業などと友だちになって情報を取得できる「公式アカウント」、LINE関連アプリ・サービス、LINEと連動して遊べるゲーム「LINEゲーム」などのサービスがあります。また、パソコンから利用できる「PC版LINE」なども用意されています。

グループトーク

グループ名を設定して友だちを招待することで、複数の友だちと会話できるのが「グループトーク」。仲の良い友だちグループとの雑談や、会社やサークルなどの連絡ツール、旅行の計画など、様々な場面で活躍する機能です。グループで無料の音声通話もできます。 実は2種類、LINEのグループの作り方とその違い【iPhone/Android/PC対応】

タイムライン・ホーム

タイムラインは自分の近況を投稿したり、友だちの投稿にコメントやいいね、スタンプを付けてリアクションできたりするSNSのような機能です。友だちごとにメッセージを公開するか否か選べます。 また、友だち以外にも様々な公式アカウントが投稿しているので、最新のトピックを知るのにも役立ちます。 LINE「タイムライン」の使い方──投稿の削除・修正・非公開・非表示の方法、通知オフ、ニュース枠・広告の消し方など

公式アカウント

有名人や企業、各種機関などと友だちになることで、最新情報やお得なクーポンなどを入手できます。 また、ニュースや天気予報のほか、外国語をトークに送ると通訳をしてくれたりする便利なものや、「りんな」のようにAI(人工知能)搭載で会話もできる面白いアカウントなど、公式アカウントの幅はどんどん広がっています。

LINE関連アプリ・サービス(LINE Appなど)

LINEには様々な関連アプリがあります。 LINEアカウントを利用してグループメンバーとの日程調整が簡単にできる「LINEスケジュール」や、楽曲聴き放題でLINEのプロフィールにBGM設定もできる音楽サービス「LINE MUSIC」など多彩に展開されています。

LINE Pay・LINEポイント

LINE Payは、LINEにチャージしておくことで、LINEの友だち同士でお金を送ったり、ネットショッピングや対応サービスの決済に使ったりできるモバイル送金・決済サービスです。実店舗でも使える「LINE Payカード」も登場しています。 「LINE Payカード」の使い方──申込からチャージ・決済の方法、LINEポイントの貯め方まで LINEポイントは、キャンペーンやLINE Payの使用によって貯められるポイントサービス。1ポイント=1円としてLINE Payとの交換(現金化含む)や、スタンプ・着せかえ等の購入ができます。LINE Payでポイントを貯めて、それを再びチャージできりため、おトクなサービスです。 「LINEポイント」の効率的な貯め方と使い方(交換方法)、実質無料でスタンプ購入も【iPhone・Android】

LINEゲーム

LINEゲームには、パズルからアクションまで多種多様なタイトルが揃っており、新タイトルも続々とリリースされています。スコアを競ったり、アイテムを送り合ったりと、LINEの友だちを巻きこんで遊べるのが特徴です。

PC版LINE、タブレット向けLINE

パソコンでLINEを使える、PC版LINEも用意されています。メールアドレスや電話番号、QRコードなどによる認証をおこなうことで、スマホ版LINEと同一アカウントでログインできます。 PC(パソコン)版LINEの登録と使い方──ログインから通話、アルバム作成、改行、同期、キープ、既読をつけない裏ワザまで 一部機能に制約はありますが、メッセージ入力などはキーボードからできて便利です。自宅のPCなどでトークをしながら同時に音声通話、メッセージといった使い方もできます。 また、タブレット向けには従来「LINE for iPad」というiPad専用アプリが用意されていましたが、現在はiPhone向けLINEアプリがユニバーサル化されたことから、Androidも含めてスマホ向けLINEアプリをタブレットで使うケースが主流になっています。 LINEをiPadやAndroidタブレットで新規登録/ログインして使う方法、通話やアルバムなどの活用も

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