LINEでは、情報とインターフェースの関係は目・鼻・手・口・耳といった五感を通じたAIの進化によって革命的に変わっていくと確信し、新たな戦略としてClovaを用いた様々なサービス、プロダクトの開発に取り組むとしています。

LINEとNAVERで共同開発するClovaの特徴は、(1)LINEが持つチャットをベースとしたコミュニケーション技術、(2)NAVERが持つ検索技術、(3)LINEとNAVERが持つ豊富なコンテンツやサービス、(4)LINEとNAVERが持つ数多くのユーザーベースとビックデータを保有し、量・質ともに兼ね備えた学習データを使用することができるAIとのこと。

また、ClovaをバックグラウンドにしたスマートスピーカーのWAVEでは、話かけると音声で会話をしたり、ニュースや天気・占い情報、コマース、カレンダー、翻訳などのコンテンツサービスをはじめ、音声で家の電気のオン・オフなどをおこなうホームコントール、音声専用コンテンツとして読み聞かせなどができるオーディオブックなどが利用できます。 (2017年6月15日追記) 日本での販売開始は今秋、販売価格15000円(税別)の予定。なお正式販売に先駆けて、「MUSIC」機能に絞った形での先行版が10000円(税別)で今夏に販売されます。先行版は、正式版販売と同じタイミングで正式版と同じ機能にアップデートされるとのこと。

LINEは、このほかにスマートディスプレイ「FACE(フェイス)」も参考公開し、2017年冬のローンチ予定を明らかにしています。さらに、ソニーモバイルやタカラトミー、バーチャルホームロボットを展開するウィンクルと、AIやスマートプロダクト分野でのパートナーシップを推進することも発表しています。

(2017年6月15日追記) また、キャラクターをモチーフとしたClova搭載スマートスピーカー「CHAMP」も発表。「WAVE」よりもカジュアルで、手軽に持ち運ぶことが可能だといいます。発売は今冬の予定となっています。