LINE(ライン)の各種サービスやキャンペーンなどで貯まったLINEポイントは、多様な使い道が用意されています。 なかでもおすすめなのは、LINE Pay(ラインペイ)決済の利用代金へのポイント充当です。買い物や公共料金の支払い、ネットショッピングなど多くのシーンでポイント払いができるので、使い道の幅が広がります。 本記事では、LINE Payでポイントを使う際の注意点について解説した上で、決済方法別にLINEポイントの使い方を説明します。なお、LINE Pay以外の方法でポイントの使い道や貯め方については、下記記事に詳しくまとめています。 LINEポイントの効率的な貯め方と使い方【2020年版】
LINE PayにおけるLINEポイント利用の注意点
LINE PayでLINEポイントを使うには、いくつかの注意点があるので先に目を通しておきましょう。
Visa LINE Payクレジットカードによるチャージ&ペイ以外はポイント還元の対象外
2020年4月30日に「マイカラー」が終了したことに伴い、LINE Pay決済の特典内容が大幅に改変。5月1日以降、「Visa LINE Payクレジットカード」をLINE Payに紐付けての支払い(=チャージ&ペイ)以外はポイント還元の「対象外」となりました。
Visa LINE Payクレジットカードを利用したLINE Pay決済では、事前チャージ不要でコード払いスキャン支払いがおこなえる上、還元率が1%〜最大3%とかなり高水準に設定されています。 しかし、Visa LINE Payクレジットカードのユーザーがかなり優遇された分、通常ユーザーがLINE Payを使うメリットは大きく損なわれたといえるでしょう。
LINEポイントは送金・口座振り込み・外貨両替に使えない
LINE Payの「送金」とは、LINE Payアカウントに保有しているLINE Pay残高をLINEの友だちのLINE Payアカウントに移すことができる機能です。 ただ、上の画像にあるように送金できるのはあくまで「LINE Pay残高」であり、LINEポイントは送金できません。また、銀行口座振り込みや外貨両替にも利用不可です。 LINE PayでLINEポイントを利用する場合、決済以外の使い道はないというわけです。ちなみに、前述したVisa LINE Payクレジットカードを使ったチャージ&ペイも、送金・出金には対応していません。
利用するポイント数は指定できない(オンライン・請求書支払いを除く)
LINE Pay決済でLINEポイントを利用する場合、基本的にはポイントが優先的に利用され、不足分はLINE Pay残高、もしくはチャージ&ペイとして紐付けたVisa LINE Payクレジットカードから支払われます。 そのため、オンラインや請求書のLINE Pay支払いを除き、利用するポイント数の指定はできません。
コード払いとLINE Payカード・QUICPay+払いは、一度ポイントを利用する設定にすると、その後(設定をオフにしない限り)ずっと決済ごとに手持ちのポイントが消費されるようになってしまいます。 「ポイントはある程度貯めてから使いたい」という人は、決済後にポイント利用をオフにしておくのを忘れないようにしましょう。
ポイントでの支払い・LINE Payクーポンの割引分は還元対象外
前述したように、Visa LINE Payクレジットカードを使ったチャージ&ペイでのみ、LINE Payでポイントが付与されます。しかしチャージ&ペイでも、これまで通りLINEポイントによる決済分はポイント付与の対象外です。
たとえば598円のLINE Pay支払いで215ポイントを利用した場合、割引後の価格である383円だけがポイント還元の対象になります。 また、LINE Payクーポン(特典クーポン)の割引分や税金など特定の請求書支払いも、チャージ&ポイント付与の対象外なので注意しましょう。
LINE Pay決済方法ごとのLINEポイントの使い方
LINEポイントを利用できる決済方法は以下の通り。順にポイントを使って支払う手順を見ていきましょう。
QRコード支払い/スキャン支払い
QRコード支払い/スキャン支払いは、最もポピュラーな支払い方法です。画面上で表示されるQRコードをレジに提示して読み取ってもらうか、店舗側のバーコードをスキャンして支払います。
コード支払い/スキャン支払いでLINEポイントを使うには、LINEアプリの「ウォレット」タブのQRコードマークをタップしてLINE Payコードの画面を表示させます。残高の下に「LINEポイント」の項目があるので、ここにチェックを入れてください。 あとはレジでQRコードを読み込んでもらうか、[スキャン]ボタンをタップしてコードを読み込めば、優先的にLINEポイントが消費されます。
オンライン支払い
LINE Pay決済はオンラインショップでも利用可能。有名どころでは、ZOZOTOWNやラクマなどがLINE Payオンライン支払いに対応しています。
まずは任意のサイトで[LINE Pay決済]を選択しましょう。案内に従って進めていくと、LINE Payの決済画面に移動するので、[続ける]をタップします。 ここから20分以内に決済を完了しないと、支払いはキャンセル扱いになってしまうので注意しましょう。
オンライン支払いでは一部のポイントだけを指定して利用できます。 LINE Payの支払い画面が表示されたら、「ご利用ポイント」入力欄に利用したいポイント数を入力するか、もしくは[すべて使用]ボタンをタップしましょう。あとは[○○円を支払う]ボタンをタップして認証を済ませれば支払い完了です。
公共料金などの請求書支払い
電気・ガス・水道をはじめとした公共料金や税金などの請求書(払込票)が手元にあれば、バーコードを読み取るだけでLINE Payによる支払いができます。手数料は無料で、支払い時には指定した数だけLINEポイントの利用が可能です。
LINEアプリの「ウォレット」タブから「LINE Pay」のメイン画面を開きます。[請求書支払い]を選択すると、請求書支払い方法の利用ステップや注意事項が表示されるので、内容を確認して[次へ]をタップします。 続いてバーコードリーダーが表示されるので、請求書を用意し、バーコードをスキャンしてください。
読み取った情報が表示されるので、内容を確認のうえ[お支払い]をタップして進みます。続いてLINE Payの支払い画面が表示されるので、「ご利用ポイント」入力欄に利用したいポイント数を入力するか、もしくは[すべて使用]ボタンをタップしましょう。 それぞれ認証を済ませれば、決済(納付)が完了します。
LINE Payカード・Google Pay(QUICPay+)支払い
LINE Payカードは、LINE Pay社が発行するチャージ式のプリペイドカード。プラスチックカードとオンライン専用のバーチャルカードがあり、どちらも使った分だけその場でLINE Pay残高から引き落とされる仕組みです。 なお、Visa LINE Payクレジットカードを紐付けたチャージ&ペイでは、LINE Pay カードとGoogle Pay(QUICPay+)支払いは利用できません。
LINEアプリの「ウォレット」タブからLINE Payのメイン画面に移動し、[LINE Payカード]ボタンをタップします。「LINEポイントを使用」の項目をオンに切り替えると確認画面が表示されるので、[確認]をタップ。これで設定完了です。 次回以降、LINE PayカードやQUICPay+支払いをする際にLINEポイントが優先的に消費されます。なお、コード支払いと同様、使用するポイント数の指定はできません。