LINEは2014年3月6日、すでにAndroidで先行公開していたスマートフォンECサービス「LINE MALL」のiPhone版アプリをリリースした。同時に、出品・販売に関する手数料の完全無料化も行っている。
ユーザーも取引も一挙に規模拡大へ
LINE MALLは3月6日から、これまで徴収していた販売手数料(販売者に対して各商品の販売価格の10%)を無料化する。これにより、すべての手数料が撤廃され、ユーザーは完全無料で出品・販売することが可能となる。過去にLINE MALL上で商品を販売したユーザーに対しても、払い戻しを行うという。 従来より、誰でも何でも出品できるといえる取引への参加障壁の低さがLINE MALLの特徴であったが、今回の無料化でさらに出品障壁が下がる。一般ユーザーはもちろん、個人でハンドメイド商品を製作しているクリエイターなどから広く出品を募り、購入者の多様なニーズを取り込んでいく構えだ。
また、アプリ内には新カテゴリとして「LINEセール」を設置。取り扱う商品は、国内外のバイヤーが集めた商品を中心に、LINEセールでないと購入しづらい商品や、おトクな価格の商品を厳選して紹介するところから開始し、順次拡大していくという。これをLINE MALLアプリおよび、LINE内の「LINEセール公式アカウント」を通じて、登録者にプッシュで通知する。 iPhone版アプリのリリース、また完全無料化によって一挙にユーザーおよび取引が増加するであろうLINE MALL。企業からの出品も春のグランドオープンに控え、その勢いは一気に加速しそうだ。 なお、LINE MALLサービスの詳細については、下記の記事を参照されたい。 誰でも何でも売買できる「LINE MALL」が始動、事前審査や月額費用なし