スマホ決済サービスのLINE Pay(ラインペイ)は、韓国の「Naver Pay」との連動を2019年6月17日からスタートしました。これにより、韓国のNaver Payユーザーが訪日した際、日本国内のLINE Pay加盟店でQRコード決済ができるようになりました。 Naver Payユーザーは事前の手続きなどの必要はなく、訪日して普段使っているNaver Payにチャージした残高からLINE Pay加盟店で支払いが可能です。また店舗側は、LINE Payの利用申請と同時にNaver Payの導入もおこなうことができるほか、既存加盟店も追加の手続きなしで順次対応となる予定。売上もLINE Payと合算して管理できるようになります。 LINE Payは2018年11月、訪日客が自国で使っているモバイル決済サービスをスムーズに使えるようインバウンド対応を強化する「LINE Pay Global Alliance」構想を掲げました。その中で、WeChat PayとNaver Payとの連携が発表されていましたが、今回Naver Payがこれに先行した格好です。 韓国は2番目に訪日観光客数が多い国で、年間で約750万人が来訪(2018年)。またNaver Payのモバイル決済利用者数は、韓国人口の58%を占める3000万人、決済件数は月3800万件にのぼるとのこと。国内のLINE Pay加盟店にとっては、Naver Payユーザーがポテンシャルカスタマーとなるメリットがあるとしています。