NECは27日、スマホの開発などを手がける子会社NECカシオモバイルコミュニケーションズについて、カシオ計算機と日立製作所から全株式を買い取り、100%子会社化したと発表した。 社名とカシオブランドは当面、継続して使用。カシオブランドおよび日立ブランドの携帯電話端末に関する保守は、NECカシオモバイルコミュニケーションズ社において引き続き行う。 また、NECカシオモバイルコミュニケーションズ社が保有する埼玉日本電気の全株式もNECが買い取り、フィーチャーフォンの生産、ICTを活用した社会ソリューション事業での活用をはかるという。 さらに、NECカシオは巨額の赤字を出しており、現在の事業規模を踏まえて、2014年2月に資本金50億円を4億円に減額する予定。NECは2013年7月にスマホ事業からの撤退を発表し、カシオと日立とともに経営体制を協議してきた。