Samsungは米時間3月14日、Androidスマートフォン「GALAXY S 4」を発表した。「GALAXY S II」「GALAXY S III」とこれまではモデル名がローマ数字で表記されていたが、アラビア数字に変更された。4月末より155カ国で発売される。
「GALAXY S 4」と「GALAXY S III α SC-03E」をスペック面で比較
「GALAXY S 4」がハイスペックなスマートフォンなのは容易に想像できる。では、前モデルと比較してどうなのか。ドコモの2012冬モデルとしてリリースされた「GALAXY S III α SC-03E」とスペック面で比較する。
「8コアCPU」という新たなステージへ
大きな違いはプロセッサだ。「GALAXY S III α SC-03E」は「1.6GHz クアッドコアプロセッサ(Exynos 4412)」を搭載していたのに対し、「GALAXY S 4」では「1.9GHz クアッドコアプロセッサ」と「1.6GHz オクタコア」のモデルが存在する。 「1.6GHz オクタコア」は、「Exynos 5 OCTA」というSamsungが独自に開発した8コア(オクタコア)のCPUで、ARMの「Cortex-A15」を4コア、「Cortex-A7」を4コア搭載している。 「Cortex-A15」はハイパフォーマンスなプロセッサで、「Cortex-A15」は最適なエネルギー効率を達成することに重点を置いているプロセッサ。2種類のプロセッサを搭載した「1.6GHz オクタコア」は、アプリ実行時の負荷によってCPUコアを切り替える。効率よく動かすことで低消費電力を実現し、パフォーマンスも発揮できる仕組みだ。 「GALAXY S III α SC-03E」のプロセッサは「Cortex-A9」を4コア搭載していた。「Cortex-A15」の処理性能は「Cortex-A9」の2倍以上ともいわれている。 「GALAXY S III α SC-03E」は動作が軽快で、Google マップ等のアプリの処理能力も高く、スムーズに動いていた。「GALAXY S 4」ではそれ以上のパフォーマンスを見せることになるので、スマートフォンを操作するのがさらに楽しくなるだろう。
サイズはコンパクトに
「GALAXY S 4」は、前モデルに比べてコンパクトになった。「GALAXY S III α SC-03E」のサイズは約137×71×9.0mmだったのに対し、「GALAXY S 4」は約136.6x69.8x7.9mm。厚さが1mm薄くなったので、持った時に大きな違いを感じるだろう。 最近リリースされたAndroidスマートフォンで厚さが薄いモデルといえば「Xperia Z SO-02E」で、同じ7.9mm。同じく薄いスマートフォンの代表格といえる「iPhone5」で厚さが7.6 mm。これらの2つのモデルと比較すると、「GALAXY S 4」の薄さが分かるだろう。 また、重さにも注目。「GALAXY S III α SC-03E」が約139gだったのに対し、「GALAXY S 4」は約130g。「Xperia Z SO-02E」で146gなので、軽い部類に入る。
バッテリー容量は大幅増加
バッテリーは、2600mAhと大容量。「GALAXY S III α SC-03E」は約2100mAhだった。「Xperia Z SO-02E」で約2330mAh、「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」で約2320mAh、「HTC J butterfly HTL21」で約2020mAhなので、「GALAXY S 4」のバッテリー容量の大きさがよく分かる。 そのほか、実際の動きや外観等は、TheVergeがアップした動画が分かりやすい。要チェックだ。
「GALAXY S 4」を動画でチェック
GALAXY S 4 スペック
