調査会社のIDCは10月29日、2014年第3四半期(7-9月)の世界におけるスマートフォン市場の調査結果を公表しました。世界出荷台数は2013年第3四半期に比べて6590万台増加し、3億2760万台になりました。 メーカー別でみると、Samsungは2013年第3四半期に比べて出荷台数が約700万台減少し、シェアも8.7%減少しており、以前の勢いがなくなっていることが分かります。Appleはシェアでは0.9%減少していますが、出荷台数は増加しています。 一方で、中国のXiaomi(小米科技)は躍進しています。市場シェアは2013年第3四半期(Q3)に比べて3.2%増加し、5.3%になりました。同様に、出荷台数は560万台から1730万台と大幅に増加しています。 また、LenovoやLG、その他メーカーのシェアも2013年Q3に比べて増加しているので、Samsung離れが進んだといえるでしょう。
Samsungは7-9月期の営業利益が昨年同期比で60%下落し、売上も昨年同期より19.69%減少したと伝えられています。 世界のスマホ市場を牽引してきたSamsungですが、転換期に差し掛かっているのかもしれません。