Sonyは25日、「Xperia Z」の新CMを公開した。 動画の後半部分では、インドのホーリー祭を訪れた外国人夫婦が色粉塗れになりながらお互いを撮影し、防水仕様のXperia Zに水をかけて色粉を洗い流す。そこでは、音、光景、色彩がXperia Zによって切り取られていることが表現されている。 David Bowieの”Sound and Vision”のリミックス曲とともに流れる映像はそれだけで美しいのだが、このCMが象徴的になるのは動画の前半部分があるからこそだ。 動画前半で映しだされているのは、テレビやテープレコーダー、ウォークマン、ハンディカム、プレイステーションなど世界のSONYブランドを築いてきた製品たち。そして、これらを丹念に描いた後にXperia Zを登場させている。つまり、このような構成にすることで、Xperia Zがブランドを築き上げることになる製品であることを強調しているわけだ。 動画の中でもナレーションは「今こそ、スマートフォンにおけるSONYのベストを楽しむことができる」と謳っている。 アポロの打ち上げの光景を切り取ったSONYのテレビ、ベルリンの壁崩壊の光景を切り取ったSONYのハンディカムに続き、SONYのスマートフォン「Xperia」はどのような光景を切り取っていくことになるのだろうか。過去の栄光を形作ったブランド群を引き合いに出した以上、Xperiaに失敗は許されないだろう。