Twitterのアカウント認証のシステムは、企業や著名人などのアカウントが申請し、審査を通過すると付与される形でした。本人かつアカウントがアクティブであることが認証の条件となっていたため、なりすましアカウントの認証取得を防止し、アカウントの信頼性の担保にも寄与していました。しかし、Twitterの買収を完了し、TwitterのCEOとなったイーロン・マスク氏は、現在のアカウント認証システムを廃止すると明言。月額7.99ドルのTwitter Blueを購読しているユーザーであれば、誰でも認証済みアカウントであることを示すチェックマークが得られるようになります。 新しいアカウント認証方法では、お金さえ払えば誰でも認証マークを付けられるため、本人でないユーザーがなりすましで作成したアカウントでも認証できてしまうケースも考えられます。そういった懸念に対し、TwitterのEsther Crawford氏は政府アカウントや営利企業、大手メディア、一部の公人などを対象に、Twitter Blueによる認証アカウントと区別可能な公式マークの付与を検討していると発表しました。 — Esther Crawford ✨ (@esthercrawford) November 8, 2022 政府関係のアカウントやメディアアカウントなど、社会的な影響力が大きいアカウントの区別については、Twitter Blueでのアカウント認証を取り入れるにあたって重要度の高い機能と言えます。プロフィール画面での公式マーク表示だけでなく、タイムライン上でもひと目で公式アカウントであると把握できる必要があります。 追記(2022年11月10日):Twitter CEOのイーロン・マスク氏は2022年11月9日(米国時間)、順次付与を開始していた公式マークを撤廃することを明らかにしました。付与された公式マークが消えたことを報告するツイートに対して、イーロン・マスク氏が機能を無効化したとリプライを送信しています。これによりTwitter上での認証マークは、Twitter Blue購読者に付与される青いチェックマークのみとなった形です。 — Elon Musk (@elonmusk) November 9, 2022

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