Wolt(ウォルト)は、2020年3月に日本国内でのサービスを開始した北欧・フィンランド発のフードデリバリーサービスです。専用アプリやWebサイトを使って、自宅にいながらスマホひとつで周辺のレストランの料理を配達してもらえます。 本記事では、Woltで注文する方法や配達エリア、料金体系、お得に使えるプロモコードなどを紹介。さらに、同じフードデリバリーサービスであるUber Eatsとの比較もしています。
Wolt(ウォルト)とは?
Wolt(ウォルト)とはどんなサービスなのか、配達エリアや料金体系などを紹介します。
2020年に始まった北欧発のデリバリーサービス
Woltは、欧州を中心に22カ国で展開されている北欧・フィンランド発のフードデリバリーサービスです。日本では2020年3月26日、広島市で初めてサービスを開始しました。現在、東京・札幌・仙台・福岡などに対応エリアを順次拡大中です。 専用アプリやWebサイトから周辺のレストランの料理を注文すると、配達員が自宅に届けてくれます。自宅にいながらスマホひとつでレストランの料理を注文できるため、わざわざ店舗まで料理を取りに行く必要もありません。2020年12月時点で、約1600店舗以上のデリバリーに対応しています。 Wolt なお、Woltの配達員は交通安全ルール遵守などを含む適正テストにしたパートナーのみで構成されており、配達員向けに賠償責任保険および損害見舞金制度も提供されています。
配達エリアは東京・岡山・盛岡・札幌など
Woltは日本全国どこでも利用できるわけではなく、まだ配達に対応しているエリアは限られています。2020年12月時点で配達可能なエリアは以下の通りです。 現時点ではさいたまや大阪、横浜といった都市部には対応していません。配達エリアは順次拡大される予定とのことなので、今後は上記以外のエリアでも注文できるようになる可能性もあります。
料金体系と決済手段
Woltでは、最低注文金額が1200円となっています。注文金額が1200円未満の場合、不足分が「少量配達注文追加料金」として手数料が発生します。 たとえば1000円の料理を注文した場合、最低注文金額の不足分である200円の手数料がかかります。注文金額が1200円以上なら少量配達注文追加料金は発生しません。 料理の注文金額に加えて、店舗から配達先までの距離に応じた配達料金(手数料)が加算されます。配達料は以下の通りです。 店舗と配達先の距離が近ければそのぶん配達料の安くなる仕組みです。配達先から距離が遠い店舗は注文できない場合があるので注意しましょう。 利用できる決済手段はクレジットカードのみです(VISA、Mastercard、AMEX、Diners、DISCOVER、JCB、VISA Electron)。現金払いやスマホ決済などは利用できません。
プロモコードを入力すれば割引クレジットがもらえる
Woltには、「プロモコード」と呼ばれる割引コードがあります。特定のプロモコードを入力することで、注文金額が割引されます。 最低注文金額が1200円のため、基本的に注文金額は必ず1200円以上となってしまいます。そこでプロモコードを利用すれば、注文金額を1200円以下にすることも可能です。 Woltから配信されるメールを受信するように設定していれば、プロモコードの情報を受け取れる場合があります。
左:プロモコード「2FV3S5M」を入力すると、600円の割引クレジットを2回使える右:プロモコードの入力画面 また、友達に自分のプロモコードを紹介し、友達がそのプロモコードを入力して注文すると、自分と友達の両方に600円分のクレジットが付与されます。 自分のプロモコードを友達が入力すると、友達は最初の2回分の注文で600円が割引になり、自分は友達が最初の2回の注文を完了する度に600円のクレジットがもらえます。 [プロフィール]タブから[Woltプロモコードを入力]と進み、アプリオ編集部のプロモコード「2FV3S5M」を入力してみましょう。最初の2回分の注文で600円割引になるクレジットを入手できます。
WoltとUber Eats(ウーバーイーツ)を比較
現在最もメジャーなフードデリバリーサービスは、やはりUber Eats(ウーバーイーツ)でしょう。ここでは、WoltとUber Eatsの店舗数や配達エリア、手数料などを比べてみます。 Woltはサービス開始から1年も満たないサービスなので、配達エリアや店舗数はUber Eatsに比べるとまだまだ少ないのが実情です。Uber Eatsは2020年12月時点で32都道府県でサービスを展開しているのに対し、Woltは7都道県(9エリア)となっています。 Uber Eatsで注文できる店舗数は、2019年6月時点で1万店舗であることが公表されています。配達エリアが大きく拡大している現在は、それよりもかなり多い店舗での注文が可能であることが考えられます。 一方でWoltは、手数料がわかりやすいのが特徴です。Uber Eatsは配送手数料、サービス料、少額注文による手数料といったようにさまざまな手数料が発生します(注文内容によっては発生しないこともあります)。 それに対して、Woltは最大299円の配送料と1200円未満の少額注文による手数料(注文が1200円以上なら発生しない)しか発生しないため、料金体系が明瞭であるのがポイントでしょう。
Woltで料理を注文する方法
実際に、Woltアプリを使ってレストランの料理を注文してみました。アプリで注文してから料理が配達されるまでの流れをざっくり解説します。
1注文する店舗を検索
まずは料理を注文したい店舗を選びましょう。 左:会員登録画面中:ログインに利用するアカウントを選択右:プロフィールの設定画面 Woltで注文するには、あらかじめ無料の会員登録が必要です。会員登録するには、[プロフィール]タブからGoogle、Facebook、メールアドレス、Apple ID(iOS版アプリのみ)を利用してログインできます。 メールアドレスを設定した場合、届いたメールからプロフィールの設定をおこないます。ログインしたら名前、メールアドレス、電話番号の入力および位置情報をオンに設定しましょう。入力した電話番号宛に届くSMSに記載された認証番号を入力すれば利用を開始できます。
3つのタブから店舗を検索 [ディスカバリー][すぐにお届け][近くのお店]のいずれかのタブから、料理を注文したい店舗を探します。
店舗詳細ページ 店舗の詳細ページでは、メニュー一覧のほか、店舗の評価や配達可能時間、配達までの目安も確認できます。
2料理を選択
店舗が決まったら、次は注文する料理の選択です。
料理によってはトッピングなども選択できる 料理を選択して[注文を追加]をタップすると、その料理がカートに追加されます。料理によってはサイズや追加の惣菜・トッピングなどを選択できます。 注文内容が決まったら、画面下の[注文確認にすすむ]をタップしてください。
3配達先を指定する
左:「注文詳細」画面。店舗にってはイートインやテイクアウトも可能中:配達先の住所を入力右:地図上で配達先を指定 「注文詳細」画面で、配達先を指定します。[配達]のほか、店舗が対応していれば[テイクイン]や[イートイン]も選択可能です。また、[いますぐ]の注文に加えて[予約注文]も選択できる店舗もあります。 [配達]を選択した場合、配達先に[自宅]または[新しい住所を登録]を選択します。[新しい住所を登録]をタップした際に、住所を入力するか地図上から場所を指定します。 配達先を指定したら、「注文詳細」画面で[完了]をタップしてください。
4注文内容を確認・決済
左:置き配を選択右:注文内容や金額を確認したら注文を確定 配達先を指定したら、注文内容を確認します。「コンタクトレス配送」で[はい]を選択して注文すれば、非対面の「置き配」による受け取りも可能です。 支払先のクレジットカードを登録していない場合は、注文確認画面で登録しましょう。 商品の小計、少量配達注文追加料金、配達手数料を確認し、[スライドして注文を確定する]を右方向にスライドすれば注文確定です。
5料理を受け取る
配達までの目安や配達員の現在地を確認できる 料理を注文すると、アプリトップ画面の右上にあるアイコンから配達までの目安時間を確認できます。また、地図上から配達員の現在地も確認できるので目安になるでしょう。
左:オペレーターとのチャット右:配達完了時の通知 配達先が不明確な場合、オペレーターとチャットでやりとりすることがあります。自宅以外の場所で受け取る際はチャットで詳細を伝えましょう。配達員が到着すると、通知が届きます。
配達員や料理を評価 料理を受け取ったら、配達員や料理の評価しましょう(スキップ可)。
【まとめ】配達エリアは限られているが操作や料金体系がわかりやすい
Woltの配達員が背負っているバッグ 今回は、渋谷駅周辺のビル下に料理を配達するように注文しました。オペレーターとチャットを介して場所を案内したため、受け取りに少し時間はかかってしまいましたが、問題なく料理を受け取ることができました。 自宅に届けてもらう以外にも、公園でピクニックやバーベーキューをしているところに配達してもらうなどの活用方法もありそうです。 店舗検索や決済まで迷うことなく操作でき、料金体系もわかりやすいため、気軽に近隣店舗の料理を楽しめるのが特長でしょう。まだ配達エリアはかなり限られているので、今後のエリア展開に期待したいところです。