橋に憧れたことはないだろうか。渓谷に架かる鉄橋を往く電車、ローカル線の旅の定番だ。今回はそんな情緒ある(?)中毒性の高いパズルを紹介しよう。
丈夫な橋を架けるパズル
X Constructionは、電車が谷を渡れるように、限られた数の鉄骨を使って、丈夫な橋を架けるパズルゲームだ。特に北米で流行の物理演算プログラムを利用した、いわゆる物理系パズルで、電車と鉄骨の重さに耐えられる丈夫な構造の橋を架けなければならない。
初心者も安心設計
無料版と有料版があるが、どちらも最初のステージ(Crossing1)を始める前に、簡単な説明がついている。谷の端から端まで、鉄骨を使って(ドラッグして)端を架けるのだが、その構造がポイントで、十分な強度をもった構造にしないといけないらしい。どうやら三角形をつくるのが強度を出すコツのようだ。 橋の骨格は、橋の基点となる白い点、及び鉄骨の両端を繋いでつくる。色が黄色になっている間は、鉄骨の片方が繋がっていない状態だ。鉄骨の両端を繋ぐと色が緑色に変わる。指で繋ぐ先の点が隠れてしまうので、しっかり繋がっているかは色で確認しよう。 そんなわけで、上写真のような橋が組みあがった。建築学とは縁がなかった私だが、なんとなく不安が残る構造である気がする。でも大丈夫かもしれない。とりあえず電車を走らせてみよう(現実では絶対マネしないでください)。 左上にある緑の再生ボタンを押すと、どこからともなく電車がやってくる。 どうやら構造的な強度が今ひとつだったようで、電車が渡る前から、鉄骨の自重で橋が歪んでいる。電車によって歪みはさらに強烈に……。だ、大丈夫だろうか。 ……なんとか無事に渡りきることができた。
橋が崩壊!乗客の悲鳴が……
ステージが進むと、徐々に必要な橋の長さが長くなる。もちろん、使える鉄骨の本数も多くなるのだが、十分な強度を持った橋を構築するのが難しくなってくる。もし強度が足りないまま電車を走らせてしまうと…… 鉄骨の一部が赤色になっているなーと思っていたら、突然真っ二つに折れてしまった。すぐに橋が重さに耐え切れず崩壊。 転落する電車、谷に響き渡る乗客の悲鳴。なんとも言えない気持ちになった。もちろん失敗である。 橋が崩壊しないまでも、歪みが激しく凸凹によって電車が強く跳ねてしまったりすると、連結が外れてしまう。これも失敗だ。 失敗してしまった場合は、左上に出てくる工事のアイコン(これは世界共通なのだろうか)を押して、橋を構築しなおそう。
Appllioメモ
もう頭の中がトラストラストラス
この三角形を基本的な構造とした形式をトラスというそうだ(Wikipedia)。あの東京タワーもトラス構造でできているらしい。意識してみると、意外と日常で見かけることが多いことに気がついた。この記事をご覧になっている方も、ぜひ参考にしてもらいたい。 難易度の高いステージで何度も試行錯誤してみたり、より美しい橋を架けることを追求してみたり……と、このゲームを始めてから、頭の中が三角形でできた橋のことで一杯になってしまった。告白すると、電車を乗り過ごしてしまったくらいだ。かなり中毒性が高いので要注意。 なお、X Constructionには無料版と有料版がある。無料版は広告あり、ステージ9まで。有料版は広告なし、フリービルディング(鉄骨等の本数に制限なし)が可能で、2011年2月3日時点ではステージ12までプレイできる。先日、ステージ12が追加配信されたので、今後もステージが追加されていくのかもしれない。 最後にステージ12までの攻略動画を掲載したので、どうしても詰まってしまったら参考にしてもらいたい。
アプリデータ
フリー版
ジャンル:パズル 価格:無料 言語:英語 Androidマーケットの評価数:30993(2011年2月3日現在) Androidマーケットの評価:4.5(2011年2月3日現在) レビュー時のバージョン:1.01 デベロッパー:CROSSCONSTRUCT
Androidマーケットからダウンロード (スマートフォンならタップも可)
有料版
ジャンル:パズル 価格:€1.00 言語:英語 Androidマーケットの評価数:2054(2011年2月3日現在) Androidマーケットの評価:4.5(2011年2月3日現在) レビュー時のバージョン:1.01 デベロッパー:CROSSCONSTRUCT
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